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車の買い替え時期のタイミングをわかりやすく解説!必要書類などやることを教えます

車買い替え時期

車の購入を検討する場合、現在所有している車がある方は「自分の車を売却して、少しでも新しい車を購入する金額に回したい」と考える方も多いです。しかし、車の買取を実施した経験がある方は「車の売却方法」や「車のお得な買い替えタイミング」を理解しているでしょう。

長年使用した愛車を売却する場合、「買い替え時期で損をしたくない」と考える方がほとんどです。そこで、この記事では「車の買い替え時期のベストなタイミング」を徹底解説します。

車を買い替えする際に必要な登録書類や、絶対に理解しておいてほしい買い替え時の注意点も解説していますのでぜひご参考にしてください。

目次

車の買い替えのベスト時期はこの3つしかない

車買い替え時期のタイミングを解説

車を買い替える際に最適な時期は、具体的に3つあります。

  • 車検満了月の2ヶ月〜3ヶ月前
  • 1月〜3月までの決算時期
  • マイナーチェンジやモデルチェンジ前

ディーラー営業の経験を元に、より具体的な内容を以下にまとめました。1つ1つ詳しく解説していきます。

車買い替えのベスト時期①:車検満了月の2ヶ月〜3ヶ月前

車検証の画像

車の車検満了月の2ヶ月〜3ヶ月前は、車を買い替えする際にベストなタイミングの1つです。車の車検は国が定めた整備であり、期日を過ぎてしまうと国道を走行できません。

つまり、車検期間が残っているほど新しい車の納車時期を調整しつつ、自分にとって最適な車選びができます。一般的に現在、販売している国産メーカーの車の納期は「約2ヶ月〜6ヶ月」ほどと言われています。

販売店によっては車検満了月に納車が間に合わないのであれば、代車を有料費用で貸し出す、もしくは代車をご自身で用意してもらうという方針をとっているケースもあるでしょう。

また、車検満了月を常に意識して新しい車を決めなければいけない分、人によっては「損をする購入方法を決断してしまった方」も多いのが事実です。

車検満了月から3ヶ月間ほどの期間があれば、新しい車の納期を自分のペースで調整しつつ、自分にとってベストな購入を選択できるでしょう。中には、複数の販売店で新車や中古車購入時に必要な見積書を相見積もりしつつ、お得な条件で購入に踏み切れます。

車買い替えベスト時期②:1月〜3月までの決算時期

3月の決算時期が買い替えにおすすめ

1月〜3月までの時期は、自動車業界の中でも「決算時期」に該当するタイミングです。中でも1月〜3月は「車が売れやすい時期」ということもあり、どの販売店もお得なキャンペーンを開催しているでしょう。具体的には、決算月でしか実施していない大幅値引きや下取り5万円以上保証などさまざまです。

特に1月初旬頃になると、多くの自動車販売会社から自宅にチラシやDMが届きます。それぞれのチラシやDMを確認した上で「自分にとってお得だな」と感じる販売店にまずは来店してみましょう。来店が難しいのであれば、販売店に電話連絡してみる方法も効果的です。

また、営業マン自身も決算時期ということもあり、多少の値引きやお得な付帯サービスを追加してもらいやすい時期でもあります。営業マンから提案された内容を元に「自分にとって意味のある提案」であれば、購入を前向きに検討することをおすすめします。

車の買い替えベスト時期③:マイナーチェンジやモデルチェンジ前

車のモデルチェンジ前は買い替えにおすすめの時期

国産車・外車に関係なく、全ての車は数年おきに「車の仕様変更」であるマイナーチェンジやフルモデルチェンジを行います。一般的にマイナーチェンジやフルモデルチェンジが実施されると、安全性能装置の追加や外観デザインの変更により、モデルチェンジ前の車両よりも車両価格が上がります。

車両価格の上がり幅は軽自動車から大型車により異なりますが、一般的には5万円〜40万円ほど価格がアップするでしょう。

メーカーとしても、マイナーチェンジ前に工場で生産された車は、マイナーチェンジ後の改良車が発売される前に在庫をなくしたいと考えます。そのためマイナーチェンジが実施される前の値引き幅より、大幅な値引きが可能になります。

マイナーチェンジやフルモデルチェンジの時期は、メーカーが事前に公式ホームページで告知していることがほとんどです。最近では、YouTubeやインスタグラムなどにも、メーカーは積極的に最新情報を提供しています。自分が購入希望するメーカーや車の情報があれば、情報収集に力を入れていきましょう。

【豆知識】車両価格が値上がりする前もポイントの1つ

現在、自動車業界の中でも「安全性能」についての規制や管理が厳しくなり、法規対応車でなければ販売できない状態になっています。そのため、マイナーチェンジなどの仕様変更や仕様追加などではなく、法規対応モデル車という形で車両価格が年々増加傾向にあります。

メーカーとしても車の仕様変更が全くないにも関わらず車両価格だけがアップするため、対策として車両値上がり前にお得な購入キャンペーンを実施しているケースが多いです。ただし、法規対応モデル前の車は在庫やボディカラーが限定されています。

そのため、自分が購入希望するグレードやボディカラーがない可能性があるため、車両価格が上がる情報を入手した場合は、直ちにお付き合いしている販売店や近くの新車ディーラーに足を運んでみましょう。

車を販売する営業マンも、新しい車が売れるチャンスのため、多少の値引きには応じてくれることがほとんどです。

意外と知らない方が多い!愛車を買い替えする際の流れ

車買い替えの流れについて解説

愛車の買い替えを検討している方の中でも「どのように自分の車を買い替えれば良いのかわからない方」が多いのも事実です。

愛車を賢く買い替えるために必要な手順を5つのステップでまとめてみました。

  • まずは「なぜ、愛車を買い替えしたいのか?」を確認する
  • 愛車の買取金額を確認する
  • 買い替えしたい車の情報収集
  • 車の買取査定&買い替え希望車種の購入に必要金額の確認
  • 車の売却&新しい車の納車

それぞれの流れについて詳しく解説します。

STEP1:まずは「なぜ、愛車を買い替えしたいのか?」を確認する

買い替えしたい理由を確認

車の買い替えを検討する場合、多くの方は「どのような車を購入するのか」を第一優先で考えるでしょう。

しかし、最も重要なポイントは「なぜ、今の車から乗り換えしなければいけないのか」です。車を買い替える理由は人それぞれ異なります。

具体的には、子供が大きくなったことで大きな車が必要なくなった方や少しでも車の維持費を抑えたい方、冬でも走行性能に問題ない4WD仕様の車が欲しい人などが挙げられるでしょう。

つまり、なぜ車を買い替えするのかをはっきりしておくことで購入する車両と購入しなければいけない理由が明確になり、結果購入後の後悔は少なくなります。

購入する車の検討を進める前にまずは、立ち止まって車を買い替える理由や目的を考えてみてください。

STEP2:愛車の買取金額を確認する

車の買取金額の査定方法

車の買い替えを行う理由を明確にした後は「愛車の買取金額の確認」です。愛車の買取金額を調べる方法はいろいろあります。具体的には以下の通りです。

買取金額を調べる方法
  • 買取専門店に足を運び愛車の査定をしてもらう
  • 車買取の専門サイトを利用して複数の査定見積を依頼する
  • 車の買取に詳しい友人や知り合いに買取相場を確認してもらう
  • グーネットやカーセンサーなどで愛車の購入金額を調べる

おすすめの方法は「車の買取に詳しい友人や知り合いに買取相場を調べてもらう方法」です。

買取専門店で愛車の査定を行う方法もおすすめですが、買取業者は「すぐに買取を検討してもらえれば、この金額で買取します」などの押し売りに近い営業スタイルのため、まずは買取金額だけ把握したい方には少し難易度が高すぎます。

そのため自分の身近に車の買取に詳しい方がいれば、少し相談してみると良いでしょう。車の買取に詳しい友人や知り合いからある程度の現状買取相場を確認した上で次のステップに進めることをおすすめします。

STEP3:買い替えしたい車の情報収集

買い替えしたい車の情報を調べる

愛車の買取相場を把握した後は、買い替えを検討している希望車種の情報を集めていく手順に進みます。具体的には、購入検討している車の納期情報、おおよその車両値引き、販売店ごとの在庫状況などが挙げられます。

車の情報を事前に理解しておかなければ、販売店の営業マンから不要な付属品やオプションを追加され、結果的に予算以上の買い物になりかねません。

また車検満了日から近い場合には、車の納期が間に合う車を選ぶもしくは、車検満了日以降の代車の貸出などを販売店に確認する必要があります。

ある程度、時間に余裕がある方は愛車の買取相場を調べつつ、買い替えしたい車の情報収集を同時に進めると効率的です。

STEP4:車の買取査定&買い替え希望車種の購入必要金額の確認

車買い替え費用や購入費の確認

購入検討する車の情報収集と具体的な納期情報を理解した後は、車の実車査定と車購入時に必要な資金の確認を行います。

実車査定を行う方法は、ディーラーや購入する販売店で査定を行う方法や出張買取査定を依頼する方法がおすすめです。

特に新しい車を購入する販売店で愛車の下取りを行えば、納車時期に合わせてスムーズに車の入れ替えが行えるメリットがあります。ただし、買取専門店と比べて買取金額が高く提示されにくいデメリットも考慮しておきましょう。

買取専門店とディーラーや他の販売店ごとの買取金額差は、約5万円〜30万円ほどです。査定する車の状態や買取時期によって買取金額が変動します。

STEP5:車の売却&新しい車の納車

新車の納車

購入する販売店が決定した後は車の売却手続きと新しい車の登録手続きを同時に進めていきます。新しい車が納車される時期が3ヶ月以上の場合、登録書類を準備することはおすすめできません。

車の登録書類に必要な印鑑証明書や住民票は「発行から3ヶ月以内の書類が有効」のため、納車時期が3ヶ月以上の場合にはもう一度登録書類を再発行しなければいけません。

登録書類の準備時期が分からない方は、購入した販売店の担当者に「書類の準備はいつ行えば良いのか」を確認してみましょう。

車の登録書類と下取り書類が準備でき、販売店の担当者に必要書類を渡した後は納車日が来るのを待ちます。

車の買い替え前に絶対覚えておいてほしい7つの注意点

車買い替えの注意点を解説

車の買い替えを希望する多くの方は「次に購入する車の事」だけに意識が集中してしまうことがほとんどです。

しかし、実際には車の買い替え前のタイミングで必ず意識してほしい注意点が7つあります。

車買い替えの注意点①:ローン残債の確認

自動車ローン残高の確認

自分が所有している車の売却を新しい車の購入と同時に検討している場合、売却予定の車にローン残債が残っていないのか確認することが重要です。

車の残債が残っている場合、一般的には、ローンの残債金額を全て完済しない限り所有する車を売却先に手放せません。

そのため多額のローン残債が残っている場合、下取り金額がローン残債に比べてどのくらい差があるのかも考えなければいけません。下取り金額がローン残債以上の場合、差額分が新しい車の購入費用に当てられます。

まずは車検証の所有者が誰になっているのかを確認した上で、ローン会社やリース会社に所有権がついている場合はそれぞれの方法でローン残債を返済することが第一優先です。

以下ではさまざまなケースについて、1つ1つ詳しく解説していきます。

ディーラーでローンを組んでいるケース

ディーラーでローンを組んでいる場合、ほとんどのケースが〇〇ファイナンスに所有権がついています。

具体的なローン種類としては残価設定クレジットや据え置きクレジット、ファイナンスリースなどで車を購入された方が多いでしょう。ディーラーでローンを組んでいる場合、各ディーラーが提供するファイナンスに残債金額の確認をしてみましょう。

ディーラーでローンを組んだ場合、ローン契約書には契約したファイナンスの電話番号が記載されています。もしくは、ディーラーが提供しているファイナンスをインターネットで「〇〇ファイナンス 残債金額確認」と入力し、電話番号を調べる方法も1つの手段です。

残債金額を確認する場合「契約者の電話番号、車両ナンバー、契約者の生年月日」が必要になります。スムーズな手続きを行うためにも、電話番号や車両ナンバー、生年月日を1つのメモ用紙にまとめておくことをおすすめします。

リース会社でローンを組んでいるケース

車の所有権がリース会社についている場合、基本的にはリース契約した販売店に残債確認することをおすすめします。

リース契約の場合、契約内容によってリース満了以前に車を返却もしくは売却できない可能性があります。一番の解決方法としては、まず「自分の車の買い替えもしくは売却すること」をリース会社もしくは車のローン契約を行った販売店に伝えることがおすすめです。

確認した上で、リース途中もしくは満了時に契約している車を売却できる場合には現時点の残債金額を確認してみましょう。リース会社によっては契約者本人からリース会社に残債確認の電話を入れない限り、金額を教えてくれないケースもあります。

愛車を買取店もしくはディーラーなどに売却する場合には「現時点でローン残債がいくら残っているのか」を明確に伝えた上で車の買い替えの話を進めていくことをおすすめします。

銀行でローンを組んでいるケース

銀行でマイカーローンを組んでいる場合には、迷わずまずは銀行に残債金額の確認をしてみましょう。

銀行のマイカーローンを利用している場合、リース契約やファイナンスリースと同じく、「契約者本人からの申し立てしか引き受けできない可能性」があります。事実、マイカーローンの契約年数が長い場合、残債金額が多く残っている可能性が高いです。

そのため、銀行のマイカーローンを組んでから何年経過しているのかを確認してみる方法もおすすめです。現在では、銀行の窓口に足を運ばなくても、銀行専用のアプリなどで残債金額が確認できます。

マイカーローンの知識に詳しい専門のスタッフにローン残債について話を聞きたい方は、窓口でのお手続きをおすすめします。

販売店が提携するローン会社で借入しているケース

販売店が提携するローン会社でマイカーローンの借り入れをしている場合には、迷わず販売店に残債金額の確認をしてください。

販売店が提携しているローン会社はさまざまです。具体的には、ジャックスやエースオートリース、プレミアなどが挙げられるでしょう。

ローン会社と提携している販売店はローンについての専門的な知識や手続きについてのプロフェッショナルです。自分一人でローン返済の手続きを進めるためには、限度があるため、迷わずローン会社が提携している販売店に相談してみることをおすすめします。

車の買い替えの注意点②:自動車税の納付確認

自動車税を払っているか確認

自動車税の納付確認も車の買い替え前にはチェックするポイントの1つです。自動車税は毎年5月頃に納税証明書と呼ばれる納付書が車の所有者の自宅に届きます。

基本的に自動車税は1年分を前払いする仕組みとなっており、車の売却に伴い、自動車税の未経過分は還付されます。

ただし軽自動車の場合、1年分の自動車税が還付されることはありません。もし自動車税を納付していない場合、車の名義変更ができないため、納付していない方はすぐに自動車税を納付することをおすすめします。

自動車税の納付期限から半年以上経過している場合、自動車税が超過する可能性があります。

超過される税率は車の排気量や超過期間により異なりますが、納付金額で損することは間違いありません。自動車税の払込票が紛失した場合には、税務署に一度お電話してみることをおすすめします。

車の買い替えの注意点③:自分の金融情報にキズがついていないか確認

自動車ローンの信用情報

車の買い替えに伴い、次に購入する車をローンで契約しようと考えている方は「過去の金融情報の確認」をおすすめします。自分の金融情報に傷がついている場合、ローンを組めないケースや金利アップの条件を提示される可能性があります。

特にローンが組めた方の中でも、金利アップ条件は通常金利よりも3%〜8%ほど高い内容となっているため、ローンを開始して数年間は金利分を支払っていることに変わりません。

金融情報に傷がつく具体的な内容としては、クレジットの滞納や公共料金の未払い、借入上限ギリギリまでローンを組みすぎているなどが挙げられます。特にクレジットの対応と公共料金の未払いは、自分の金融情報に傷がつく原因になりやすいため、注意しましょう。

過去の経験上、クレジットの滞納期間が3ヶ月以上の場合、ローン審査に通過する可能性が限りなく低くなります。さらにクレジットの滞納経過年数が半年以上の場合、どのローン会社からも借入できない状態になるため注意が必要です。

車買い替えの注意点④:車検満了日と購入希望日の再確認

車検満了日を確認

車検満了日と購入希望日の確認は重要なポイントです。車検満了日を過ぎた場合、法律で定められた整備を実施しない限り公道を走行できません。

つまり、車検を通さず新しい車に乗り換える場合「車検満了日までに新しい車が納車されるのか」が重要です。

車によって納期はさまざまですが、メーカーの生産体制が追いついていない場合、車検満了日までに新しい車が納車されない可能性も考えられます。

そのため、まずは購入希望している車の納期をディーラーなどに確認しつつ、車検満了日から逆算して新しい車の購入を進めることをおすすめします。

購入検討している車の納期が車検満了日に間に合わない場合は?

購入検討している車の納車時期が車検満了日を過ぎてしまう場合、購入検討している販売店やディーラーに「代車を貸出してくれるのか?」を確認してみましょう。

ディーラーによって代車を貸出してくれないケースや代車を貸出してくれる販売店でも、貸出期間が制限されているケースなどさまざまです。

他にも代車の貸出時に月数万円の代金を請求する販売店もあります。複数の販売店に足を運び、提示された条件を元に自分にとってお得感がある販売店で車の買い替え商談を進めましょう。

販売店によっては、自分が希望している車を在庫で所有しているケースもあります。1社で車の購入を決めるのではなく、複数の販売店やディーラーに足を運ぶことも賢い車購入の1つです。

車買い替えの注意点⑤:新しい車の購入予算

新しい車の予算を調べる

新しい車の購入予算をあらかじめ考えておくことも重要です。車の購入予算を決めていない場合、購入後に生活面で厳しい状況が続くことが予想されます。一般的に新しい車を購入する際の予算を以下にまとめました。

新車購入予算中古車購入予算
軽自動車100万円〜280万円50万円〜230万円
普通車(SUV系)180万円〜400万円150万円〜350万円
ミニバン250万円〜600万円180万円〜550万円

新車と中古車の購入予算を比較した場合、中古車を購入する方が購入金額は少なく済みます。ただし、中古車は車によって車両状態や走行距離などが異なり、条件が良い車を見つけることも難しいでしょう。

その点、新車を購入する場合には中古車と比較して高額な購入予算が必要になりますが、車の品質が高く、万が一車の不具合が発生した際でもメーカー保証が付帯しているため安心できます。

車に取り付けする付属品はディーラーと販売店で金額が大きく異なる

車を購入する場合、多くの方は「ディーラーで車を購入した方が大幅な値引きが狙えるためお得」と感じます。

しかし、実際にはディーラーで取り付けする付属品はディーラー価格の商品ばかりであり、大幅な値引きが期待できるメリットがありますが、付属品として追加する費用が高額になりやすいデメリットもあります。

ディーラー以外の販売店ではディーラーが提供している付属品を取り扱わず、社外品の付属品を取り付けする分、付属品の合計金額が少なく済みます。

ディーラーで提示された見積書とディーラー以外の販売店で提示された見積書を比較すると、意外とディーラー以外の販売店の方がお得な金額で新しい車を購入できることに気づきます。

金額差としては、約10万円〜25万円ほどディーラー以外の販売店で購入した方がお得になります。購入した販売店が必ずディーラーでなければいけない方以外は、ディーラー以外の販売店での車購入をおすすめします。

車買い替えの注意点⑥:自動車保険の切り替えタイミング

自動車保険

自動車保険の切り替え時期も新しい車を買い替える際に重要なポイントです。

自動車保険には、保険が開始される日と期間の満了を迎える満了日があります。重要なポイントは「新しい車の納車時期が自動車保険の満了日と重ならないのか」です。

自動車保険の満期更新と新しい車の納車日が重なってしまう場合、保険の更新手続きと同時に現在の車の情報から新しい車に保険情報を切り替える「車両入れ替え」の手続きをしなければいけません。

自動車保険会社によっては保険の更新手続きや車両入れ替えの手続きがインターネットからではなく、対面で行わなければいけないケースもあります。

そのため新しい車の購入が決定した場合、まずは購入した販売店におおよその納車時期を確認しつつ、同時に現在加入している自動車保険の代理店に「近々、新しい車への車両入れ替えの手続きが必要になる」ことを担当者に伝えましょう。

車買い替えの注意点⑦:車の買い替えに必要な登録書類

車庫証明書(自動車保管場所証明申告書)

車の買い替え時には「車の登録を行うために必要な書類」が必ずあります。車の必要書類は「軽自動車」と「普通車」によって異なり、下取り車が普通車の場合には、さらに必要になる書類が増えます。

車の登録手続きを行った経験がある方であれば、ある程度理解できると思いますが、車の登録手続きを行ったことがない方には難しいでしょう。車購入時に必要な書類を軽自動車と普通車ごとに詳しく以下の表でまとめました。

軽自動車の登録に必要な書類普通車の登録に必要な書類
住民票印鑑証明書
認印実印
車庫証明書車庫証明書

軽自動車の場合、登録する住所によって車庫証明書が不必要なケースもあります。登録書類については、購入した販売店の担当者が最も知見があるため、迷わず相談することをおすすめします。

売却する車の所有者が自分以外の場合

売却する車の所有者が自分以外の場合、まずは「車検証の名義が誰になっているのか」を確認してください。

車の名義変更には「車の所有者の印鑑証明書」が必要になります。ただし、印鑑証明書が必要な場合は「普通自動車の名義変更時」です。軽自動車の場合、車の所有者の委任状に認印が必要になります。

車の所有者がクレジット会社やリース会社の場合、まずは車を所有する会社に「車を売却すること」を伝え、名義変更に必要な物を聞いた上で書類の準備を進めることをおすすめします。

車の名義変更以前に売却する車に残債金額が残っている場合は、残債を一括返済しない限り、名義変更が出来ないため注意してください。

売却する車の所有者が既に亡くなっている場合

車の所有者が既に亡くなっている場合、軽自動車と普通車ごとに必要となる書類が異なります。以下の表では、軽自動車と普通車ごとに必要な書類をまとめました。

軽自動車の名義変更や売却時に必要な書類普通自動車の名義変更や売却時に必要な書類
車検証の原本車検証の原本
戸籍謄本戸籍の全部事項証明書戸籍謄もしくは戸籍の全部事項証明書
軽自動用の委任状普通自動車用の委任状
戸籍の全部事項証明書譲渡書
 戸籍の全部事項証明書

戸籍謄本や戸籍の全部事項証明書は、「車の所有者がいつ亡くなったのか」と売却する方と車の所有者との繋がりを証明する書類です。

軽自動車に比べて普通自動車の売却時には、多くの必要書類の準備が必要です。車の買い替え時に慌てて用意するのではなく、まずは事前に車の所有者が誰になっているのか確認することがおすすめです。

売却する車の所有者がリース会社の場合

車の所有者がリース会社の場合、まずはリース契約した販売店に車の売却意思を伝えましょう。カーリースの契約によっては、契約途中で解約出来ないプランやリース期間中いつでも解約可能なプランがあります。

契約内容によっては、現在残っているリース金額を返済することでリース会社から車を売却する販売店に名義変更できるケースもあるため、まずは販売店に確認してみる作業から進めてください。

ディーラー経験者が語る!車の買い替え希望時に必要な基礎知識

車買い替えの基礎知識

車の買い替え時には「少しでも損をしたくない」と考える方が多いでしょう。ディーラーの営業マンとしての経験上、車の買い替え希望時に必要な基礎知識を5つまとめました。

  • 複数の業者や販売店で見積書をもらい検討する
  • 会社に車購入時の紹介制度がないのか確認する
  • 自動車業界の決算時期を把握する
  • 家族全員が納得する車を購入する
  • 友人や身内の紹介は遠慮せずに利用する

上記、基礎知識は今後、車の買い替えを行う方にとって損はない内容です。それぞれの内容について詳しく解説します。

1.複数の業者や販売店で見積書をもらい検討する

複数のディーラーや中古車販売店、新古車専門店などに足を運び、希望する車の見積書をもらうことはおすすめです。特にディーラーが提示する見積書にはディーラーで提供する付属品や点検パックが見積内に含まれているため、おすすめできません。

実際に中古車販売店や新古車販売店で提示される見積書とディーラーが提示する見積書を比較すると、金額差が大きくディーラー以外で車を購入した方が安く自分が欲しい車を手に入れられます。

逆にディーラーは販売価格が高いデメリットがありますが、メーカー保証やアフターサービス面が手厚いメリットがあるため、それぞれの業者の特徴を理解することも重要です。

2.会社に車購入時の紹介制度がないのか確認する

現在、自分が勤務している職場に「車購入時のお得な紹介制度がないのか」確認することもおすすめです。勤務している会社と取引しているディーラーや販売店がある場合、車購入時に社員割引で大幅な値引きが期待できる可能性があります。

さらに企業によっては、車購入時に「新車」もしくは「中古車」によって、商品券や現金を支給しているケースもあるため、紹介制度がないのか事前に確認することをおすすめします。

紹介制度は会社によって、申請期間や申請条件が異なります。会社によっては車購入前に紹介制度の申請を行っていないと、引き受けてもらえないケースもあるため注意が必要でしょう。

おすすめの方法としては、ある程度、新しい車の購入に前向きになった状態であらかじめ車購入の紹介制度を会社に申請しておき、後日、販売店で車の契約を行うことが効率的です。

3.自動車業界の決算時期を把握する

自動車業界の決算時期を把握しておくこともおすすめです。自動車業界の中で決算時期は「1月〜3月」と「9月〜10月」の2つのタイミングがあります。

特に大幅な値引きやお得な条件で新しい車を購入できる時期は「1月〜3月」までのタイミングです。1月はディーラーや販売店に関係なく、初売りキャンペーンを実施しているケースがほとんどでしょう。

具体的に新古車販売店ではローンでの車購入に伴い、ディスプレイオーディオやETC車載器、ドライブレコーダーが無料で追加できるキャンペーン内容があります。

他にも下取り5万円〜10万円保証や現金キャッシュバックなど、販売店によってお得な初売りキャンペーンが異なるため、複数の販売店やディーラーのチラシやDMを確認することから初めてみましょう。

新しい車を少しでも安く購入する方法も1つですが、ドライブレコーダーやナビなどが付属品費用として発生しないキャンペーン内容もお得な車購入の1つです。

4.家族全員が納得する車を購入する

自分一人ではなく、家族全員が納得する車を購入する方法もおすすめです。

車購入時に多い家族トラブルとしては、「何の相談もせずに車購入をきめてしまった」や「身内から車を譲り受けられた」などが挙げられるでしょう。せっかく新しい車を購入するのに、購入後に家族の仲が悪くなることは必ず避けたい内容です。

もし、新しい車の購入を検討している場合には、販売店やディーラーに足を運ぶ前に家族内で「新しい車の購入を検討していること」を話しておきましょう。

家族の話し合いによっては、購入資金の一部を手助けしてくれるケースやお得な紹介制度により、好条件で新しい車が手に入るケースも考えられます。

基本的に車販売店で新しい車の契約手続きを完了してしまうと、注文キャンセルが出来かねないため、慎重に新しい車の購入を進めることをおすすめします。

5.友人や身内の紹介は遠慮せずに利用する

友人や身内の中に車販売店で勤務している知り合いの方や普段からお世話になっている販売店があれば、遠慮することなく紹介制度を利用してみましょう。

ディーラー営業での経験上、車購入時に最もお得な条件で購入できる方法は「顧客紹介で新しい車の購入検討をすること」です。

顧客紹介制度は販売店によっては貴重な新規発掘顧客であり、紹介元の顔も立てなければいけません。そのため、多少無理な条件や値引きも応じてもらいやすいメリットがあります。

ただし販売店に迷惑をかける接客や強引な値引き交渉は逆にマイナス効果になるため、紹介元である友人や身内のことも考慮した上で、新しい車の購入を進めましょう。販売店と購入者のお付き合いは、何も車を購入した時だけで終わる関係ではありません。

購入した販売店は今後車検やオイル交換、タイヤ交換などで長期的にお世話になる可能性が高いでしょう。販売店と購入者の間で気持ち良い取引ができるよう、購入相談は慎重に進めることをおすすめします。

車の買い替え時期を把握して自分が欲しい車を手に入れよう

車の買い替え時期は数年おきに検討する方もいれば、5年〜10年の長い期間で検討する方などさまざまです。車の買い替え時に重要なポイントは「車を買い替える時期を間違えないこと」に変わりはありません。

車を購入した方の中には、車を買い替える時期を間違えた方やもう少し早く新しい車を購入しておけばよかったと後悔する方もいます。

車自体も新車・中古車に関係なく、一度の買い物で数百万円もの大金が必要です。また、車の購入はマイホーム購入の次にお金がかかる高額商品であり、家族に相談することも購入予算をあらかじめ考えておくことも重要なポイントです。

もし、車の買い替え時期に悩んでいる方や買い替え時期が分からなくなった方は、もう一度この記事の内容を参考にしてみてください。

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