指定自動車教習所ファインモータースクール(株式会社臼田、本社：埼玉県さいたま市、代表取締役：臼田和弘、048-641-7185)は、教習所のカリキュラムとして日本初となるエコドライブを取り入れた「楽エコ運転」教習を2008年11月よりスタートしました。この度、2016年11月27日に運転免許取得と同時にエコドライブの知識と技術を身につけた、楽エコ教習の卒業生エコドライバーが18,000人を突破しましたのでご報告します。新規免許取得者に対するエコドライブ実技指導を行い輩出したエコドライバーの数は日本最多となり(ファインモータースクール調べ)、2017年には20,000人、2021年には30,000人の卒業生を見込んでいます。
卒業生には埼玉県より、エコドライブの知識を得たことを意味する認定証「エコドライブアドバイザー証」が交付されるほか、当スクールオリジナルで、車載していつでもエコドライブの確認ができるようになっている楽エコ認定証を発行しています。また、「卒業生燃費追跡プロジェクト」の調査対象者として、一定期間に数回の燃費計測を行います（※１）。これらの取り組みは、卒業後もエコドライブを必要不可欠で身近なものとして捉え、継続できる環境作りに役立つよう、今後も継続して実施します。
<エコドライバー輩出数の推移>
楽エコ教習の2008年開始以来、2009年8月1,000人、2010年4月2,500人、2011年5月5,000人、2012年3月7,500人、2013年4月10,000人、2015年5月15,000人がエコドライバーとして卒業しました。
※１ 卒業生燃費追跡プロジェクトについて運転免許取得時にエコドライブを身に付けることの効果を実証するために開始。卒業生は、教習所卒業後6ヶ月から2年を経て、在校時と比べてどのように燃費が変化しているかを追跡調査する。2014年開始以来、現在約160人が計測に協力中。
<楽エコ教習の提供とその背景について>
楽エコ教習は、免許取得時に無理なく自然とエコドライブが身につく教習です。エコドライブとは、安全性が高く環境負荷を低減することができ、経済性にも優れている運転方法や自動車の使用方法です。
2008年、教習所ならではの地球環境保全の取り組みとして模索した結果、楽エコ教習を開発、提供を開始しました。それまでの教習カリキュラムの全面的な見直しを行い、専門家の指導のもと運転の基本的動作から、運転技術、メンテナンス方法まで含めたエコドライブの要素を、すべての学科教習・技能教習にちりばめたのが特徴です。2008年開始以来、いまだ日本で唯一の取り組みとなります。
<エコドライブ普及の取り組み>
楽エコ教習の対象は普通車だけでなく、ハイブリッド車、電気自動車（EV）のプログラムも開発、提供しています。中型免許でも楽エコ教習をいち早く導入したほか、法人向けにもエコドライブの実践プログラムを提供しています。また教習生向け環境教育プログラム(2015年開始)では、教習所在校中に温暖化の仕組みを学ぶ時間を設けました。地球環境の視点からエコドライブの必要性、継続の重要性を理解してもらうことを目的にしています。
教習所の枠を越えたエコドライブ普及啓発活動としては、環境省主導の「COOL CHOICE」に賛同し、地球温暖化対策に資する賢い選択の一つとして設定されている「エコドライブアクション」を推進しました。地域の方がエコドライブに興味を持つきっかけとなるよう、教習車や送迎バスをラッピングし（2016年）、地域の親子を対象にした森づくりプロジェクト（2010年開始）では、森づくり活動の団体に継続的に寄付をするほか、不要な木を間伐する「育林活動」を通じて、エコドライブと地球環境全体の関係性について説明しています。これらの取り組みは、各褒賞制度で評価されました（※2）。
※2 近年の受賞内容：平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰、低炭素杯2016文部科学大臣賞、第15回あげお環境賞（平成27年度）など
ファインモータースクールは「事故のない安全な街づくり」「くるまと地球環境の共存」を目指し、「安全」と「環境」を柱に、教習所としてできるあらゆることに挑戦してまいります。今後の活動については、ニュースリリースにて随時発信します。
