はじめに
車の免許をとるには、自動車教習所に通うのが一般的です。
教習所でひと通り運転の基礎を学び、卒業検定に受かることで、晴れて教習所を卒業となり、本免学科試験へと進むことができます。
「卒業検定ってどんなことをするんだろう」「自分は合格できるのかな」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。この記事では、卒業検定について分かりやすく説明するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
教習所の卒業検定とは
卒業検定とは、教習所で最後に受ける試験で、運転技術を見る技能試験です。卒業検定に合格しなければ、教習所を卒業できません。
第一段階の教習・仮免許取得・第二段階の教習を全て終え、みきわめに合格すれば卒業検定を受けることができます。卒業検定に合格して教習所を卒業すると、運転免許センターで本免学科試験を受けることができます。つまり、卒業検定で技能試験を、本免学科試験で学科試験を受験するということです。
卒業検定は、教習所の敷地内と路上で行われます。不正防止などの観点から、検定中は必ず同乗者が1人つきます。試験官ではありませんので、緊張せずに挑みましょう。
試験内容は、路上の走行と教習所の敷地内での車の方向転換や縦列駐車です。路上試験では、技能検定員の指示に従って運転します。
卒業検定の所要時間は1人大体20～30分程度です。
教習所の卒業検定はどこを採点するの？
卒業検定では、基本的な運転技術だけでなく運転中の様子や注意力、歩行者などへの配慮もチェックされます。これまで学んできた教習がしっかり身に付いているかを確認します。
採点については100点満点からの減点方式で、70点を切った時点で不合格となるため、試験中は70点以上をキープしなければなりません。
不合格の場合、教習指導員による補習教習を受けた後に再試験を受けなければならないので、一発合格を目指しましょう。
卒業検定に受かるためのポイントと注意点
卒業検定に受かるためのポイントは、試験の雰囲気に飲まれず落ち着いて挑むことです。
卒業検定は試験というだけであって、普段の教習と何ら変わりません。なので普段どおりあまり気負わずに臨んでください。安全運転を念頭に置き、焦らず丁寧な確認を心がけましょう。
もうひとつのポイントは、教習中に分からないところをしっかり克服しておくことです。
分からないところは教習指導員にきちんと聞き、自分なりにコツをつかむことで、落ち着いて卒業検定に臨めるでしょう。
卒業検定を受けるにあたっての注意点は、自分の運転技術を過信しすぎないことです。
「自分はこれぐらいできるだろう」と過信すると、安全確認などを怠るミスや違反につながります。
「自分はまだ初心者で運転に不慣れである」という気持ちで試験に臨むことが、合格の近道といえるでしょう。
また、試験中にミスしたからといって焦らないことです。
試験中に一度ミスをすると、余計に緊張感が増して焦ってしまいますよね。ミスをしてしまっても深呼吸して落ち着いて運転しましょう。
まとめ
卒業検定は教習所の敷地内と路上で行われ、合格すれば教習所を卒業できます。
これまで学んだ教習がしっかり身に付いているかをチェックされます。
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