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教習所の第一段階とは?内容・期間・流れをわかりやすく解説|みきわめや修了検定も紹介

2023.3.6 COLUMN

教習所の第一段階とは?

教習所の第一段階とは、運転免許取得に向けて最初に学ぶ教習期間のことです。主に「車を安全に動かすための基本操作」や「交通ルールの基礎知識」を身につけることが目的で、教習所内のコースを使いながら運転技術を学んでいきます。

これから初めて車を運転する人にとっては、不安や緊張を感じやすい時期でもあります。しかし、第一段階は“最初から上手に運転できる人”を前提に進むわけではありません。アクセルやブレーキの使い方、ハンドル操作、安全確認の方法などを一つずつ練習しながら、徐々に運転に慣れていく段階です。

また、第一段階を終えると「修了検定」と「仮免学科試験」を受験できるようになり、合格すると第二段階へ進みます。そのため、第一段階は免許取得の土台となる非常に重要な期間だといえるでしょう。

 第一段階は「基本的な運転操作」を学ぶ期間

第一段階では、車を安全に運転するために必要な基本操作を中心に学びます。教習は主に教習所内のコースで行われ、公道にはまだ出ません。

最初は車の乗り方やシート・ミラーの調整方法から始まり、発進・停止・右左折・カーブ走行などを練習します。慣れてくると、S字やクランク、坂道発進など、少し難易度の高い課題にも取り組むようになります。

特に初心者が苦戦しやすいのは、ハンドル操作と安全確認の両立です。車を曲げることだけに集中してしまい、周囲確認がおろそかになるケースは珍しくありません。しかし、第一段階では「操作の上手さ」だけではなく、「安全に運転しようとする意識」が重視されます。

また、技能教習だけでなく学科教習も並行して進める必要があります。交通ルールや標識、安全運転の考え方を学ぶことで、技能教習での理解も深まりやすくなります。

 第一段階と第二段階の違い

第一段階と第二段階の大きな違いは、「どこで運転するか」と「学ぶ内容」です。

第一段階では、教習所内のコースのみを使って運転します。目的は、車を安全に動かすための基本操作を身につけることです。そのため、発進・停止・右左折の基礎など、運転の土台作りが中心になります。

一方、第二段階では仮免許を取得した後、公道での教習が始まります。実際の交通の流れの中で運転を行うため、歩行者や自転車、他の車への注意、進路変更、駐車、危険予測など、より実践的な内容を学びます。

つまり、第一段階は「車を操作する力」を身につける期間、第二段階は「実際の道路で安全に走る力」を身につける期間と考えるとわかりやすいでしょう。

 第一段階を修了すると仮免許取得へ進める

第一段階の技能教習と学科教習を終えると、「みきわめ」を受けることになります。みきわめとは、修了検定を受けられるレベルに達しているかを確認する最終チェックのようなものです。

みきわめに合格すると、修了検定と仮免学科試験を受験できるようになります。

修了検定では、教習所内のコースを実際に運転し、安全確認や運転操作が適切にできているかを確認されます。また、仮免学科試験では、交通ルールや安全運転に関する知識が問われます。

これらに合格すると「仮運転免許証」が交付され、第二段階へ進めるようになります。仮免許を取得すると、指導員の同乗のもと、いよいよ公道での路上教習が始まります。多くの人が「ここでようやく運転免許取得に近づいてきた」と実感するタイミングでもあります。

 教習所の第一段階で行う技能教習の内容

第一段階の技能教習では、車を安全に操作するための基礎を学びます。教習は教習所内のコースで行われ、公道には出ません。そのため、まずは周囲を気にし過ぎるよりも、「車を正しく動かす感覚」を身につけることが重要になります。

ただし、単に運転操作を覚えるだけではなく、安全確認や交通ルールを意識しながら運転することも求められます。特に第一段階では、「操作」と「安全確認」を同時に行う難しさに戸惑う人が多いため、最初は思うようにできなくても心配する必要はありません。

ここでは、第一段階でどのような技能教習を行うのかを具体的に解説します。

 車の乗り方・発進・停止の基本操作

技能教習の最初では、車に乗る前の準備から学びます。シートの位置調整、ミラー合わせ、シートベルト装着など、一見地味に見える内容ですが、安全運転を行うためには欠かせない重要な操作です。

その後、エンジンの始動方法やブレーキの踏み方、アクセル操作などを練習しながら、実際に車を動かしていきます。

特に最初のうちは、「アクセルを踏みすぎてしまう」「ブレーキが強くなりすぎる」といった失敗をする人が少なくありません。しかし、教習では指導員が補助ブレーキを使いながらサポートしてくれるため、必要以上に不安になる必要はないでしょう。

また、停止時には「ブレーキを踏むだけ」ではなく、停止位置や安全確認も重要になります。第一段階では、こうした基本操作を何度も繰り返しながら、自然にできるよう練習していきます。

 ハンドル操作や右左折の練習

車をまっすぐ走らせたり、カーブを曲がったりするためには、適切なハンドル操作が必要です。第一段階では、ハンドルの回し方や戻し方、曲がるタイミングなどを細かく練習していきます。

特に初心者が難しいと感じやすいのが右左折です。曲がること自体はできても、

・速度を落とす
・ウインカーを出す
・周囲を確認する
・ハンドルを操作する

といった複数の動作を同時に行う必要があるため、最初は混乱しやすいポイントです。

また、右左折では「内輪差」にも注意が必要です。車は後輪が前輪より内側を通るため、曲がり方が不十分だと縁石に接触してしまうことがあります。

こうした感覚は、頭で理解するだけでは身につきません。第一段階では何度もコースを周回しながら、少しずつ感覚を掴んでいくことになります。

 S字・クランク・坂道発進の練習

第一段階の中でも、多くの人が「難しい」と感じやすいのがS字・クランク・坂道発進です。

S字では、狭いカーブをスムーズに通過するためのハンドル操作を学びます。一方、クランクでは鋭角な曲がり角を曲がる練習を行うため、速度調整とハンドル操作の両立が重要になります。

特に初心者は、「曲がること」に意識が集中しすぎてしまい、確認不足や速度超過になりやすい傾向があります。しかし、こうした課題は失敗を繰り返しながら感覚を覚えていくものなので、最初から完璧を目指す必要はありません。

また、MT車では坂道発進も大きな難関の一つです。クラッチ操作とアクセル操作のタイミングが合わないとエンストしてしまうため、苦手意識を持つ人も少なくありません。

ただし、教習では指導員がコツを細かく教えてくれるため、繰り返し練習することで徐々に慣れていきます。

 AT車とMT車で異なる教習内容

AT車とMT車では、教習内容にも違いがあります。

AT車はアクセルとブレーキ操作が中心となるため、比較的運転操作がシンプルです。そのため、初めて運転する人でも比較的スムーズに慣れやすい傾向があります。

一方、MT車ではクラッチ操作とギアチェンジが必要になります。特に発進時や停止時には、

・半クラッチ
・ギア操作
・アクセル操作

を同時に行わなければならないため、AT車より難易度が高く感じやすいです。

また、MT車はエンストのリスクもあるため、最初のうちは焦ってしまう人も少なくありません。しかし、教習所ではエンストすること自体は珍しいことではなく、多くの人が経験します。

そのため、「自分だけ運転が下手なのでは」と落ち込む必要はありません。むしろ、第一段階で失敗を経験しながら感覚を身につけていくことが大切です。

 第一段階の技能教習でつまずきやすいポイント

第一段階では、多くの人が似たようなポイントで苦戦します。

特につまずきやすいのは、

・ハンドルを回しすぎる
・安全確認を忘れる
・速度調整ができない
・ブレーキが急になる
・操作に集中しすぎて周囲が見えなくなる

といったケースです。

また、教習がうまくいかないと、「自分には向いていないかもしれない」と不安になる人もいます。しかし、第一段階は“できなくて当たり前”の期間です。

実際、最初からスムーズに運転できる人はほとんどいません。重要なのは、1回の失敗で落ち込むのではなく、「なぜ失敗したのか」を理解しながら改善していくことです。

技能教習は、回数を重ねることで徐々に感覚が身についていきます。焦らず、一つずつできることを増やしていきましょう。

 第一段階の学科教習では何を学ぶ?

第一段階では、技能教習だけでなく学科教習も進めていく必要があります。運転免許というと「車を運転する練習」のイメージを持つ人が多いですが、安全に公道を走るためには交通ルールや危険予測の知識も欠かせません。

実際、技能教習でうまく運転できていても、交通ルールを理解していなければ事故につながる可能性があります。そのため、教習所では技能教習と学科教習を並行して学ぶ仕組みになっています。

また、第一段階の最後には仮免学科試験もあるため、技能ばかりを優先していると後から慌てることになりかねません。スムーズに第一段階を進めるためにも、学科教習は早めに進めておくことが大切です。

 道路標識や交通ルールの基礎知識

第一段階の学科教習では、まず道路交通法や交通ルールの基本を学びます。

たとえば、

・信号の意味
・一時停止のルール
・優先道路の考え方
・制限速度
・道路標識の種類
・追い越し禁止場所

など、安全運転に必要な知識を幅広く学習します。

特に初心者が混乱しやすいのが、「どちらが優先なのか」という考え方です。道路では常に自分だけが走っているわけではないため、周囲の車や歩行者との関係を理解しながら運転しなければなりません。

また、標識の意味を正しく理解することも重要です。技能教習中は教習所内コースを走るため、実際の道路標識を見る機会はまだ少ないですが、仮免許取得後の路上教習では標識理解が必要不可欠になります。

そのため、第一段階のうちからしっかり知識を身につけておくことが大切です。

 安全運転に必要な危険予測

学科教習では、単に交通ルールを暗記するだけではなく、「なぜそのルールが必要なのか」も学びます。

その中でも重要なのが危険予測です。

たとえば、

・見通しの悪い交差点
・雨の日の運転
・夜間走行
・子どもや高齢者がいる道路
・駐車車両の陰

などでは、事故が発生しやすくなります。

教習所では、「この場面ではどんな危険が考えられるか」を想定しながら、安全な運転行動を考える練習を行います。

初心者はどうしても「自分の運転操作」に意識が集中しがちですが、実際の道路では周囲の状況を予測しながら行動することが非常に重要です。

特に第二段階で路上教習が始まると、危険予測の意識が大きく求められるため、第一段階のうちから考え方に慣れておくと、その後の教習もスムーズに進みやすくなります。

 学科教習を効率よく覚えるコツ

学科教習では覚える内容が多いため、「なかなか頭に入らない」と感じる人も少なくありません。しかし、単純な暗記だけに頼ると、内容を忘れやすくなってしまいます。

効率よく学ぶためには、「実際の運転と結びつけながら理解する」ことが重要です。

たとえば、技能教習で右左折を行った際に、

「なぜ巻き込み確認が必要なのか」
「なぜ徐行しなければならないのか」

を学科の知識と結びつけることで、理解しやすくなります。

また、仮免学科試験では引っかけ問題のように感じる出題もあるため、問題集を繰り返し解くことも大切です。最近ではスマホアプリやオンライン学習システムを導入している教習所も多いため、空き時間を活用して勉強を進めると効率的でしょう。

さらに、学科教習は後回しにすると負担が一気に増えやすくなります。技能教習と並行して少しずつ進めていくことで、第一段階をよりスムーズに修了しやすくなります。

第一段階の教習時間と期間の目安

教習所に通い始めると、多くの人が気になるのが「第一段階はどれくらいで終わるのか」という点です。

特に学生や社会人の場合、学校や仕事と並行して通うケースも多いため、どの程度の期間が必要なのかを事前に把握しておきたい人は少なくありません。

ただし、第一段階にかかる期間は、教習所の混雑状況や予約の取りやすさ、本人の通える頻度によって大きく変わります。そのため、「必ず◯日で終わる」と断言できるものではありません。

ここでは、第一段階の教習時間や期間の目安について詳しく解説します。

 AT車は12時限・MT車は15時限が目安

普通自動車免許の第一段階では、AT車とMT車で必要な技能教習の時限数が異なります。

一般的には、

・AT車:12時限
・MT車:15時限

が第一段階の技能教習の目安です。

1時限は50分となっており、この時間の中で発進・停止・右左折・S字・クランクなど、さまざまな運転技術を学んでいきます。

また、技能教習だけでなく学科教習も受ける必要があります。普通車免許では第一段階中に10時限の学科教習が設定されています。

ただし、技能教習の時限数は“最短時限数”です。運転操作や安全確認が十分にできていないと判断された場合には、補習として追加教習が必要になることもあります。

特にMT車はクラッチ操作やギアチェンジがあるため、AT車よりも教習時限が多く設定されています。

 技能教習は12時限まで受けられる

第一段階では、技能教習を1日に受けられる上限が決められています。

基本的には、第一段階中の技能教習は「1日2時限まで」です。

これは、初心者の疲労度の考慮と、集中力や判断力を維持して安全運転の知識や技術を定着させるためです。運転は慣れないうちは覚えることも多く、疲労も大きいため、安全面を考慮して制限されています。

そのため、最短で進めた場合でも、

・AT車:6日程度
・MT車:8日程度

は必要になります。

ただし、これは毎日予約が取れた場合の話です。実際には、教習予約の空き状況や本人のスケジュールによって、さらに日数がかかるケースも珍しくありません。

また、学科教習は技能教習とは別に受講できるため、空き時間を使って積極的に進めておくと、第一段階全体をスムーズに終えやすくなります。

 第一段階はどれくらいで終わる?

第一段階を終えるまでの期間は、人によって大きく異なります。

比較的スムーズに通えた場合は、2週間〜1ヶ月程度で修了する人が多いです。一方で、学校や仕事の都合で週1〜2回しか通えない場合は、1〜2ヶ月以上かかるケースもあります。

特に春休み・夏休み・年末年始などは教習所が混雑しやすく、予約が取りづらくなる傾向があります。その結果、「教習を進めたくても予約が取れない」という状況になることもあります。

また、技能教習は感覚を忘れないうちに続けて受けることが重要です。間隔が空きすぎると、前回覚えた操作感覚を忘れてしまい、再び慣れるまで時間がかかることがあります。

そのため、できるだけ短期間で集中して通ったほうが、結果的にスムーズに第一段階を終えやすくなるでしょう。

 教習予約が取れないと期間が延びることもある

第一段階で意外と多い悩みが、「技能教習の予約が取れない」という問題です。

特に混雑時期の教習所では、希望する時間帯がすぐ埋まってしまうことも珍しくありません。

たとえば、

・学校終わりの夕方
・土日
・長期休暇期間

などは予約が集中しやすくなります。

そのため、思うように教習を進められず、第一段階が長引いてしまう人もいます。

また、予約間隔が空くことで運転感覚を忘れやすくなり、結果的に補習が増えてしまうケースもあります。

こうした状況を避けるためには、

・早めに予約を入れる
・キャンセル待ちを活用する
・空いている時間帯を狙う
・学科教習を先に進めておく

といった工夫が大切です。

特に人気の高い教習所では、入校前に予約状況を確認しておくことも重要なポイントになります。

 第一段階の最後にある「みきわめ」とは?

第一段階の終盤になると、多くの人が気になり始めるのが「みきわめ」です。

教習所へ通い始めた頃は、車を動かすだけでも精一杯だった人でも、教習を重ねるうちに徐々に運転に慣れていきます。そして、その集大成として行われるのがみきわめです。

みきわめは、修了検定を受けられるレベルに達しているかを確認するための最終チェックのような位置付けになります。そのため、「第一段階の試験前チェック」とイメージするとわかりやすいでしょう。

ここでは、みきわめで何を確認されるのか、不合格になることはあるのか、合格後はどのような流れになるのかを詳しく解説します。

 みきわめでは何を確認される?

みきわめでは、「修了検定を安全に受けられるレベルに達しているか」が確認されます。

単純に車を動かせるだけではなく、

・安全確認ができているか
・標識や指示に従えているか
・速度調整が適切か
・右左折が安全に行えているか
・S字やクランクを安定して走行できるか

など、第一段階で学んだ内容を総合的にチェックされます。

特に重視されやすいのが安全確認です。

初心者はどうしてもハンドル操作やブレーキ操作に意識が集中しがちですが、実際の運転では「周囲を見ること」が非常に重要になります。

たとえば、

・発進前の後方確認
・右左折時の巻き込み確認
・交差点での安全確認

などが不十分だと、みきわめでは厳しく指摘されることがあります。

また、多少運転操作がぎこちなくても、安全意識を持って丁寧に運転しているかはしっかり見られています。そのため、「完璧な運転技術」よりも、「安全に運転しようとしている姿勢」が大切だと考えるとよいでしょう。

 みきわめに落ちることはある?

結論から言うと、みきわめに不合格になることはあります。

ただし、必要以上に怖がる必要はありません。

みきわめは“落とすため”のものではなく、「修了検定を安全に受けられる状態か」を確認するために行われています。そのため、教習内容をある程度理解し、安全確認を意識して運転できていれば、大きく心配する必要はないでしょう。

一方で、

・安全確認不足が多い
・操作ミスが危険につながる
・指導員の指示に対応できない
・S字やクランクを安定して通行できない

といった場合には、追加教習になるケースがあります。

特に多いのは、「運転操作より確認不足で指摘されるパターン」です。

初心者は車を動かすことに必死になりやすいため、ミラー確認や目視確認を忘れてしまうことがあります。しかし、教習所では安全確認が非常に重視されるため、意識的に確認動作を行うことが重要です。

もしみきわめで不合格になった場合でも、追加教習を受けて再度チャレンジできます。最初から一発合格だけを目指して焦るよりも、「安全運転を身につける期間」と考えることが大切です。

 みきわめ合格後の流れ

みきわめに合格すると、次はいよいよ修了検定と仮免学科試験へ進みます。

まず、修了検定では教習所内コースを実際に運転し、

・安全確認
・速度調整
・右左折
・S字やクランク

などが適切にできているかをチェックされます。

その後、修了検定に合格すると仮免学科試験を受験します。仮免学科試験では、交通ルールや安全運転に関する知識問題が出題され、一定以上の点数を取る必要があります。

そして、両方に合格すると「仮運転免許証」が交付され、第二段階へ進めるようになります。

第二段階では、いよいよ公道での路上教習が始まります。そのため、多くの人にとって第一段階の修了は、「教習所生活の大きな節目」と感じるタイミングでもあります。

ここまで来れば、免許取得までの道のりもかなり見えてきたといえるでしょう。

 修了検定と仮免学科試験の流れ

第一段階を終えるためには、「みきわめ」に合格するだけでは不十分です。その後に行われる修了検定と仮免学科試験にも合格する必要があります。

ここを乗り越えることで、仮運転免許証が交付され、第二段階の路上教習へ進めるようになります。そのため、多くの教習生にとって、第一段階最大の山場ともいえるでしょう。

ただし、必要以上に身構える必要はありません。第一段階で学んできた内容をしっかり復習し、安全確認を意識して臨めば、十分合格を目指せます。

ここでは、修了検定で見られるポイントや仮免学科試験の内容、不合格になった場合の流れについて詳しく解説します。

 修了検定でチェックされるポイント

修了検定では、教習所内コースを実際に運転し、安全に走行できるかを確認されます。

単純に車を動かせるかだけではなく、

・安全確認
・右左折の方法
・速度調整
・停止位置
・S字やクランクの通行
・発進時の確認

など、第一段階で学んだ内容が総合的にチェックされます。

特に重要視されるのが安全確認です。

たとえば、

・発進前に後方確認をしない
・右左折時に巻き込み確認を忘れる
・一時停止で十分に停止しない

といった行為は、大きな減点や検定中止につながることもあります。

一方で、多少操作がぎこちなくても、安全確認を丁寧に行い、落ち着いて運転できていれば高く評価されやすいです。

また、修了検定では緊張から普段よりミスが増える人も少なくありません。しかし、検定官も初心者であることを理解しているため、完璧な運転を求めているわけではありません。

焦って操作を雑にするよりも、「確認をしっかり行うこと」を意識したほうが合格に近づきやすいでしょう。

 仮免学科試験の内容と合格基準

修了検定に合格すると、次に仮免学科試験を受験します。

仮免学科試験では、交通ルールや安全運転に関する知識問題が出題されます。内容としては、

・標識や標示
・優先道路
・徐行や一時停止
・追い越しルール
・安全確認
・歩行者保護

など、第一段階の学科教習で学んだ範囲が中心です。

問題形式は○×式が一般的で、50問出題されます。1問2点で、90点以上で合格になります。。

一見すると簡単そうに見えますが、仮免学科試験ではひっかけ問題のように感じる表現も出題されるため、文章を最後までしっかり読むことが重要です。

特に初心者が間違えやすいのは、

・「必ず」「絶対」など強い表現
・例外条件が含まれている問題
・似た意味の交通ルール

です。

そのため、教本を読むだけでなく、問題集やオンライン学習を活用しながら、実際の出題形式に慣れておくことが大切です。

 修了検定や仮免試験に落ちた場合はどうなる?

修了検定や仮免学科試験は、1回で合格できない場合もあります。

しかし、不合格になったからといって、すぐに免許取得が難しくなるわけではありません。

修了検定で不合格になった場合は、追加の補習を受けた後、再度検定を受験する流れになります。

また、仮免学科試験に不合格だった場合も、再受験が可能です。そのため、「1回落ちたら終わり」というわけではありません。

実際、初めての検定や試験では緊張して本来の力を出しきれない人も多くいます。

特に修了検定では、

・確認を忘れてしまう
・緊張で操作ミスをする
・普段より焦ってしまう

といった理由で減点されるケースがよくあります。

ただし、不合格になった場合でも、「どこができていなかったのか」を理解して改善できれば、次回は十分合格を狙えます。

大切なのは、1回の失敗で自信を失わないことです。教習所では、多くの人が失敗や緊張を経験しながら、少しずつ運転技術を身につけていきます。

そのため、不合格になったとしても必要以上に落ち込まず、次に向けて改善していく姿勢が重要です。

 第一段階で補習になるケースとは?

教習所の第一段階では、すべての人が最短時限で進めるとは限りません。運転技術や安全確認が十分でないと判断された場合には、「補習」として追加教習が必要になることがあります。

初めて補習と言われると、「自分だけ下手なのでは」と不安になる人もいます。しかし、教習所では補習自体は珍しいことではありません。

特に第一段階は、ほとんどの人が人生で初めて本格的に車を運転する期間です。そのため、操作に慣れるまで時間がかかる人がいても当然だといえます。

また、教習所の目的は“最短で卒業させること”ではなく、“安全に運転できる人を育てること”です。そのため、安全面に不安がある状態では、無理に先へ進めないようになっています。

ここでは、第一段階で補習になりやすいケースや、追加料金について詳しく解説します。

 操作ミスや安全確認不足が多い場合

第一段階で最も補習になりやすい理由が、操作ミスや安全確認不足です。

たとえば、

・ブレーキ操作が安定しない
・ハンドル操作が大きすぎる
・右左折時に曲がる位置が不安定
・S字やクランクで脱輪する
・発進時の確認を忘れる

といったケースでは、追加教習になることがあります。

特に教習所で重視されるのは安全確認です。

初心者はどうしても「車を動かすこと」に集中してしまい、ミラー確認や目視確認を忘れやすくなります。しかし、公道では確認不足が事故に直結するため、教習所では安全確認が非常に厳しく見られます。

また、運転操作そのものは多少不慣れでも、落ち着いて確認しながら運転できていれば、問題なく進めるケースも多いです。

そのため、第一段階では「操作の上手さ」よりも、「安全を意識できているか」を重視することが大切です。

 教習の理解不足で追加教習になることもある

補習になる理由は、単純な運転ミスだけではありません。

指導員から教わった内容を十分理解できていない場合にも、追加教習が必要になることがあります。

たとえば、

・なぜ安全確認が必要なのか理解できていない
・標識や交通ルールを覚えきれていない
・指示された運転行動の意味を理解していない

といった状態では、修了検定へ進むのが難しくなることがあります。

特に初心者は、「言われた通りに操作すること」で精一杯になりやすく、“なぜその行動が必要なのか”まで理解できていないケースも少なくありません。

しかし、実際の運転では状況に応じて判断しながら行動する必要があります。そのため、教習所では単なる操作暗記ではなく、安全運転の考え方まで理解することが求められます。

また、教習間隔が空きすぎると、前回学んだ内容を忘れてしまい、結果的に追加教習になりやすくなることもあります。

できるだけ感覚を忘れないうちに継続して教習を受けることが、スムーズに第一段階を進めるコツです。

 補習になると追加料金が発生する場合がある

教習所では、最短時限数を超えて教習を受ける場合、追加料金が発生するケースがあります。

追加料金は教習所によって異なりますが、技能教習1時限ごとに数千円程度かかることが一般的です。

そのため、補習が増えるほど、想定より費用が高くなってしまう可能性があります。

ただし、最近では「追加技能教習無料プラン」や「安心パック」を用意している教習所もあります。こうしたプランに加入している場合、一定回数まで追加料金なしで補習を受けられるケースもあります。

特に運転に不安がある人は、入校前に補習料金の仕組みを確認しておくと安心です。

また、補習になったからといって、必要以上に落ち込む必要はありません。

教習所では、“早く卒業すること”よりも、“安全に運転できる状態になること”が最優先です。むしろ、苦手を放置したまま進んでしまうほうが、後々大きな不安につながることもあります。

そのため、補習は「自分に必要な練習時間を確保できた」と前向きに考えることも大切です。

よくある質問

 教習所の第段階では何をしますか?

教習所の第一段階では、車を安全に運転するための基礎を学びます。

技能教習では、

・発進と停止
・右左折
・ハンドル操作
・S字やクランク
・坂道発進

などを教習所内コースで練習します。

また、学科教習では交通ルールや標識、安全確認の方法なども学びます。

第一段階は、「車を安全に動かす基本」を身につける期間だと考えるとわかりやすいでしょう。

教習所の第1段階はどのくらいの期間かかりますか?

第一段階にかかる期間は、通う頻度や教習所の予約状況によって異なります。比較的スムーズに通える場合は2週間〜1ヶ月程度で終わるケースが多いですが、学校や仕事と両立しながら週1〜2回のペースで通う場合は、1〜2ヶ月以上かかることもあります。

また、春休みや夏休みなどの混雑時期は技能教習の予約が取りづらくなり、想定より期間が延びる場合もあります。できるだけ短期間で進めたい場合は、早めに予約を取ることや、空いている時間帯を活用することが大切です。

 免許の1段階は何時間ですか?

普通自動車免許の第一段階では、一般的に以下の技能教習が必要です。

・AT車:12時限
・MT車:15時限

1時限は50分となっています。

さらに、第一段階中には学科教習も受ける必要があります。

ただし、これはあくまで最短時限数です。運転操作や安全確認が十分でない場合は、追加教習が必要になることもあります。

 第一段階で落ちることはありますか?

第一段階そのものに「合格・不合格」があるわけではありませんが、みきわめや修了検定で不合格になることはあります。

特に、

・安全確認不足
・一時停止不十分
・確認忘れ
・危険な操作

などは減点対象になりやすいです。

ただし、不合格になった場合でも追加教習や再受験が可能です。

教習所では、多くの人が失敗を経験しながら少しずつ上達していくため、1回のミスだけで必要以上に落ち込む必要はありません。

 第一段階の技能教習は難しいですか?

最初は難しく感じる人が多いですが、多くの人が徐々に慣れていきます。

特に初心者は、

・ハンドル操作
・右左折
・速度調整
・安全確認

を同時に行うことに苦戦しやすいです。

しかし、教習所は「最初から運転できる人」が通う場所ではありません。失敗を繰り返しながら感覚を覚えていく場所なので、最初から完璧にできなくても問題ありません。

焦らず、一つずつ慣れていくことが大切です。

 みきわめに不合格になることはありますか?

みきわめに不合格になることはあります。

ただし、みきわめは“落とすため”ではなく、「修了検定を安全に受けられる状態か」を確認するために行われます。

そのため、

・安全確認ができている
・危険な運転をしていない
・基本操作を理解している

といった状態であれば、過度に心配する必要はありません。

もし不合格になった場合でも、追加教習を受けて再度みきわめを受けられます。

 修了検定と仮免学科試験は同じ日に受けますか?

多くの教習所では、修了検定と仮免学科試験を同日に実施しています。

一般的には、

  1. 修了検定を受ける
  2. 合格した人のみ仮免学科試験を受験する

という流れです。

そのため、修了検定に合格しなければ、その日の仮免学科試験を受けられないケースが一般的です。

また、仮免学科試験では交通ルールや標識、安全運転に関する問題が出題されるため、技能教習だけでなく学科対策もしっかり進めておくことが重要です。

第一段階は公道を走りますか?

第一段階では、基本的に教習所内のコースで技能教習を行います。発進・停止・右左折・S字・クランクなど、車を安全に操作するための基本を学ぶ期間です。

公道での路上教習は、第一段階を修了し、修了検定と仮免学科試験に合格して仮免許を取得した後の第二段階から始まります。

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