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子供やペットを車に乗せるときの安全対策について解説

2024.12.23 COLUMN

車に子供やペットを乗せるときは、適切な方法で乗せる必要があります。もし、適切な方法で子供やペットを乗せなかった場合、安全な運転ができなくなる可能性が高くなり、交通事故を起こしてしまうことがあります。また、交通違反として取り締まられることもあるため、子供やペットは適切な方法で車に乗せなければなりません。今回は、子供やペットを車に乗せるときの注意点や安全対策について解説します。

子供やペットを車に乗せるときは動かないようにすることがポイント

子供やペットを車に乗せるときは、子供やペットが自由に座席間を動き回らないようにすることがポイントです。車内で子供やペットが座席間を自由に動き回らないようにするための方法は次のとおりです。

  • 子供:チャイルドシートを適切に使用したり、座席にしっかり座らせてシートベルトを着用する
  • ペット:ケージに入れて固定する

しかし、実際の交通社会に目を向けると、シートベルトを正しく着用していなかったり、ペットが座席間を自由に動き回ったりしている様子を見かけます。窓を開けて頭や手を出したり、身体を乗り出したりしている様子さえも見かけることがあります。このような行為は非常に危険な行為です。加えて、交通違反の対象となります。

乗車している人やペットの身の安全や周囲の交通の妨げにならないようにするためにも、車から手や身体を取り出すことがないようにしましょう。では、具体的にどのような方法で子供やペットを乗車させればよいのでしょうか。

 

子供を車に乗せるときの注意点

子供を車に乗せるときは、年齢等に応じたシート(チャイルドシート)を適切に使用することが大切です。また、自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて運転してはならないと決められています。つまり、6歳未満の子供を車に乗せる際は、チャイルドシートの装着および使用が義務付けられているのです。もし、チャイルドシートを使用せず6歳未満の子供を乗車させた場合は交通違反となります。

道路交通法をわかりやすく解説している「交通の方法に関する教則」には、チャイルドシートの使用について次のような内容が記載されています。

【チャイルドシートの使用】

(1)チャイルドシートは、交通事故に遭った場合の被害を大幅に軽減するとともに、子供が運転操作の支障となることを防止する効果もあります。また、シートベルトを適切に着用させることができない子供にはチャイルドシートを使用させましょう。特に、幼児を自動車に乗せるときは、その幼児に発育の程度に応じた形状のチャイルドシートを使用させる必要があります。ただし、病気などやむを得ない理由がある場合は例外です。

(2)チャイルドシートは、使い方を誤ると、効果がなくなります。そのため、取扱説明書などに従って、正しく装着・着用しましょう。チャイルドシートの正しい使い方は次のとおりです。

(2-1)子供の体格に合うチャイルドシートで、座席に確実に固定できるタイプを選ぶ

(2-2)助手席用のエアバッグを備えている自動車の場合は、なるべく後部座席でチャイルドシートを使用しましょう。やむを得ず助手席で使用するときは、座席を後ろに下げ前向きに固定しましょう。

(2-3)チャイルドシートは、座席に確実に固定しましょう。

(「交通の方法に関する教則」より一部抜粋。関係法令:道路交通法第71条の3第3項)

 

チャイルドシートの種類については、国土交通省が次のように公表しています。

【チャイルドシートの種類】

◆乳児用チャイルドシート

  • 対象:体重10kg未満、身長70cm以下、新生児~1歳くらい(対象の体重、身長、年齢は目安です)
  • 乳児期は首が据わっていないため、寝かせるタイプを使用することとなります
  • 乳児用チャイルドシートには、後ろ向きに使用する「シートタイプ」と、横向きに使用する「ベッドタイプ」があります

◆幼児用チャイルドシート

  • 対象:体重9~18kg、身長65~100cm以下、1~4歳くらい(対象の体重、身長、年齢は目安です)
  • 幼児の首が据わり、自分で座れるようになる頃が幼児用チャイルドシートを使い始めの目安となります
  • 乳児用チャイルドシートを卒業したら、前向きシートのタイプを使用します

◆学童用チャイルドシート

  • 象:身長150cm以下、4~12歳くらい(対象の身長、年齢は目安です)
  • ・座面の高さを上げて背の高さを補い、腰ベルトの位置を子供の腰部に合わせて使用することによって、大人用のシートベルトが使えるようにするタイプのチャイルドシートとなります

(参考:国土交通省 自動車総合情報〜自動車の安全な交通を目指して〜「チャイルドシート」)

加えて、6歳以上の子供であっても、体格や成長などにより適切にシートベルトを着用させることができない場合は、チャイルドシートを使用するよう警察庁は呼びかけています。

車を運転していると、予期せぬ事故やトラブルに巻き込まれることがあります。予想外の出来事が発生したときに、子供の命や身体を守るためにも、チャイルドシートは適切に使用しましょう。また、チャイルドシートが不要になった場合は、シートベルトを正しく着用したことを確認してから発進するなど、気を遣うようにすることが大切です。

 

ペットを車に乗せるときの注意点

ペットを車に乗せるときは、先述したように車内で座席間を自由に動き回らないようにすることが重要となるため、ケージに入れるとよいでしょう。ペットも家族と同じように命ある生き物です。そのため、急ブレーキや交通事故など、万が一のときのことを想定して、車内で座席間の移動ができないようにしておくことが大切な命を守るために必要なこととなります。

また、窓から頭や手足を出したり、運転者の運転操作の妨げになったりする乗せ方は、交通違反になる可能性があります。よって、運転の妨げにならず、周囲の交通の迷惑にならない方法で乗せるようにしましょう。

近年では、車にペットを乗せて出かける人も増えたことから、ペットを乗せるためのアイテムも数多く販売されています。そのため、使用する車とペットに合うグッズを探してみると、想像以上に多くのアイテムを見つけることができます。また、汎用のアイテムを選べば、車種を問わず使用することが可能です。そのため、車を複数台所有している方や車の乗り換え・買い替えの予定が近い方も汎用品であれば対応することができます。

ペットも家族同然の大切な存在です。車に乗せるときは、ペットの命や身体を守る方法で乗せるだけでなく、運転者の運転操作の妨げにならない方法で乗せるようにしましょう。

 

子供やペットの命を守るためにも正しい乗せ方をしてドライブしよう

この記事では、子供やペットの正しい乗せ方について解説しました。しかし、ここで解説した方法は子供やペットの動きを制限する方法となっているため、子供やペットの負担になるのではないかと心配になる方もいるでしょう。

繰り返しになりますが、今回解説した方法は、子供やペットの命や身体を危険にさらさないための方法です。そのため、シートに座らせたまま動きにくい状態にしたり、ケージに入れたり動きを制限したりするのが心苦しいということについては理解できますが、大切な命を守るために、今回解説した正しい方法で子供やペットを乗せるようにしましょう。

安全な運転で同乗者全員が安全に目的地に向かうためにも、子供やペットは正しい方法で乗せ、車での移動や旅行が楽しい思い出となるようにしましょう。

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