ファインモータースクール上尾校(埼玉県上尾市)が主催する地域最大級のバイクイベント「まるごとバイクフェスティバル」、通称”まるバイ”。免許をお持ちでない方やお子さまから、ベテランライダーまでが一日中楽しめる体験型イベントとして、毎年多くの方にご来場いただいています。
新型コロナの影響で2020年・2021年は中止となりましたが、2022年に3年ぶりの開催を果たし、その後も毎年継続してきました。この記事では、コロナ前の2019年から直近の2025年まで、実際に開催した5大会の来場者データをもとに、まるバイがどのように歩んできたのかを振り返ります。

コロナ前後で見る来場者数の推移
まずは、もっとも気になる来場者数の推移です。
| 開催年 | 開催回 | 来場者数 | ゆっくり体験試乗会 参加 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 第15回 | 1,124名 | 595名 |
| 2020年 | — | 中止(コロナ) | — |
| 2021年 | — | 中止(コロナ) | — |
| 2022年 | 第16回 | 約600名(予約登録618名) | 310名 |
| 2023年 | 第17回 | 793名 | 439名 |
| 2024年 | 第18回 | 1,013名 | 550名 |
| 2025年 | 第19回 | 約960名※ | 579名 |
※2025年の来場者数は主催者公式発表値です。
数字だけを見ると「2019年の1,124名から2022年の約600名へ大きく減った」ように映りますが、ここには理由があります。3年ぶりの開催となった2022年は、感染対策として完全事前予約制をとり、来場者数をあえて制限していました。つまり2022年の数字は人気の低下ではなく、安全を優先した運営判断の結果です。
注目すべきは、その後の回復ぶりです。2022年(約600名)を底に、2023年793名 → 2024年1,013名と着実に伸び、2024年にはコロナ前の約9割まで回復。2025年も約960名と高い水準を維持しています。体験型の中心であるゆっくり体験試乗会の参加者数は右肩上がりで、2025年は579名とコロナ前の595名に肉薄しています。
3年のブランクを経てここまで来場者を取り戻せたイベントは、決して多くありません。「3年ぶりの復活から、わずか2年でコロナ前の水準へ」——これが、まるバイの土台の強さを物語る何よりの数字です。
「また参加したい」が、毎回ほぼ100%
来場者数以上に注目したいのが、参加者の満足度です。来場者アンケートで「来年も参加したいか」を尋ねたところ、前向きな回答は毎回96〜98%という高い水準を維持しています。
- 2019年:96.1%
- 2022年:98.1%
- 2023年:98.0%
- 2024年:97.6%
- 2025年:97.6%(「ぜひ参加したい」+「機会があれば参加したい」=283/290件)
一度来た方のほぼ全員が「また来たい」と答えるイベントは、そう多くありません。一過性の集客ではなく、毎年足を運びたくなるだけの満足度を提供できていることが、この数字に表れています。
人気の証は「予約が定員を超える」こと
満足度の高さは、予約状況にもはっきり表れています。目玉企画である試乗体験は、近年いずれも定員に対して予約が殺到する”抽選倍率”の状態が続いています。
たとえば大型バイク体験の当選倍率は、2024年で約2.5倍、2025年にはなんと約3.9倍。ゆっくり体験試乗会も午前の枠が満枠になるなど、「参加したくても抽選に外れる」ほどの需要過多が起きています。
アンケートでも「もっとたくさん乗りたかった」「試乗の枠を増やしてほしい」という声が毎年寄せられており、これは裏を返せばそれだけ多くの人がバイクに触れたいと感じている証にほかなりません。供給が需要に追いつかない——イベントの人気を示す、もっとも分かりやすいサインです。
インターネット経由の認知が、年々拡大している
「このイベントをどこで知ったか」という設問の結果も、見逃せない変化を示しています。インターネット経由で知った人の数が、年々大きく伸びているのです。
- 2023年:30件 → 2024年:73件 → 2025年:119件
わずか2年で約4倍。SNS経由も2023年の3件から2025年の14件へと増えています。校内ポスターや口コミに加えて、Web経由でイベントを知って来場する層が確実に広がっていることが分かります。
これは、イベントを毎年続けてきたことで、参加されたお客さま同士の口コミやライダー同士のつながりを通じて情報が広がり、検索などをきっかけに自然と知っていただける機会が増えてきた結果だと考えています。まるバイが地域のなかで「毎年ある恒例イベント」として定着してきたことの表れといえるでしょう。
地元・上尾市とさいたま市が、来場者の中心
来場者の住所を見ると、会場のある上尾市と、隣接するさいたま市が一貫して二大エリアとなっています。
- 上尾市:おおむね13〜18%
- さいたま市:おおむね14〜17%
両市を合わせると、毎回およそ来場者の3割を占めています。まさに地域に根ざしたイベントとして、地元の方々に支えられていることが分かります。
ここで少し視点を変えて、地域の人口動向と重ねて考えてみます。会場のある上尾市の人口は、近年ほぼ横ばいから微減で推移しており(住民基本台帳ベースで直近は3年連続の微減)、埼玉県全体でも人口は緩やかな減少局面に入っています。さらに全国的にも、バイクの新たな担い手となる若年層は少子化の影響で構造的に縮小しています。
つまり、「母数となる人口が頭打ち、若年層はむしろ減っている」という逆風のなかで、まるバイは来場者を回復・維持してきたということです。母数が伸びにくい環境で集客を保てているということは、地域における存在感や浸透度は、相対的にはむしろ高まっていると評価することができます。
女性・初心者・子どもへの広がり
まるバイのもう一つの特徴は、バイクに初めて触れる層への入り口になっていることです。
免許がなくても参加できる「プレライダースクール」や、お子さま向けの「こどもバイク体験」には、女性や子どもの参加が目立ちます。2025年のプレライダースクールでは参加者30名のうち21名が女性でした。アンケートにも「まったくの初心者でしたが、丁寧に教えていただいた結果自分で乗れるようになりました」(2023年)、「15歳の息子もプレライダースクールで初めてバイクに乗車することができ楽しかった」(2025年)といった声が寄せられています。
“見て・触れて・体験できる”を通じて、これまでバイクと縁のなかった人が一歩を踏み出すきっかけになっている——これは、教習所が主催するイベントならではの価値です。
まとめ:データが示す、地域イベントとしての底力
5大会のデータを振り返ると、まるごとバイクフェスティバルの姿がはっきり見えてきます。
- コロナによる3年のブランクを経て、わずか2年でコロナ前の水準近くまで回復
- 来場者のほぼ全員(96〜98%)が「また参加したい」と回答
- 試乗体験は抽選倍率がつくほどの需要過多
- インターネット経由の認知が2年で約4倍に拡大
- 地元・上尾市とさいたま市を中心に、地域へ深く浸透
人口が頭打ちとなり、若年層が減少していく時代にあって、これだけの集客力と満足度を維持していることは、まるバイが単なるイベントではなく、地域に根づいた”バイク文化の入り口”として機能していることを示しています。
ファインモータースクールは、これからもバイクの楽しさと安全運転の大切さを伝える場として、このイベントを続けてまいります。
バイクの免許に興味を持たれた方は、ファインモータースクールのバイク免許コースをぜひご覧ください。送迎バスのルートや料金のご案内など、お気軽にお問い合わせいただけます。
