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安全運転に欠かせない車両のメンテナンス!何をチェックすればいい?

2024.10.10 NEWS

安全運転をするためには、運転者の技量を高めるだけでなく、車の点検やメンテナンスも必要です。

では、安全運転をするために欠かすことができない車の点検・メンテナンスとは何なのでしょうか。

今回は、安全運転に必要な車の点検やメンテナンスについて紹介するとともに、点検・メンテナンス・部品交換などの必要性について解説します。

 

車の点検やメンテナンスは定期的に実施する必要がある


車の点検やメンテナンスには、法定点検(1年点検や12ヶ月点検ともいわれます)、車検、車の状態に応じた部品交換・補充や調整などがあります。

これらの点検やメンテナンスは、いずれも車を安全に走らせるために欠かすことができません。

そのため、定期的に点検やメンテナンスを実施し、必要に応じて部品交換や補充、各部の調整をして、車を良好な状態に保っておくことが重要です。

また、定期点検である法定点検や検査が義務付けられている車検は、専用の工具や機器が必要となるだけでなく専門知識も必要となります。

加えて、車検における検査は国家資格を持つ検査員が行わなければなりません。

よって、法定点検や車検は、カーディーラーや整備工場など、国家資格を保有する整備士が在籍している業者(店舗)に依頼しましょう。

このような定期点検や車検の他にも、運転者の責任で行わなければならない点検があります。

それが「日常点検」です。

 

運転者の責任で行う「日常点検」

日常点検とは、車の使用者や車を運行しようとする人の責任で行う日頃の点検です。

車の使用者は、車の走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期に、日常点検を行わなければなりません。

なお、タクシー、ハイヤーなどの事業用の自動車、自家用の大型自動車および中型自動車、準中型貨物自動車、普通貨物自動車、大型特殊自動車、レンタカーなどの使用者またはこれらの車を運行しようとする人は、1日1回運行前に日常点検(いわゆる運行前点検)を行わなければなりません。

では、日常点検ではどのような点検を実施すればよいのでしょうか。

ここでは、自家用乗用車の日常点検の内容を紹介します。

 

自家用乗用車の日常点検

自家用乗用車の日常点検は、主に以下の項目となります。

 

【運転席での点検】

  • ブレーキペダル:踏みしろや効きをチェック
  • 駐車ブレーキ(パーキングブレーキ/レバーかペダル):引きしろ(踏みしろ)をチェック
  • 原動機(エンジン):かかり具合、異音、低速走行時や加速時の状態をチェック
  • ウィンドウウォッシャー:噴射具合をチェック
  • ワイパー:ふき取り具合をチェック

 

【エンジンルーム内の点検】

  • ウィンドウウォッシャータンク:液量をチェック
  • ブレーキのリザーバータンク:適量が既定量の範囲内に入っているかチェック
  • バッテリー:端子の腐食具合やバッテリー液が規定量の範囲内に入っているかチェック
  • 冷却水(クーラント):液量が規定量の範囲内に入っているかチェック
  • エンジンオイル:エンジンオイルが規定量の範囲内に入っているかチェック
  • ファンベルト:張り具合や損傷がないかチェック

 

【車の周囲からの点検】

  • 灯火類:ヘッドランプ、方向指示器、ブレーキランプなどの灯火類が正しく点灯または点滅するか、レンズの汚れや損傷などをチェック
  • タイヤ:空気圧、残り溝の深さ、亀裂や破損などをチェック

 

一般的には上記の点検が運転者の責任において行う日常点検となります。

ただし、車によって点検しなければならないその他の項目もあるため、車の取扱説明書を参照し、日常点検で何をチェックするのか確認してください。

また、日常点検は、技能教習の第2段階(応用走行)の項目1「路上運転に当たっての注意と路上運転前の準備」で履修する内容となっています。

教習の内容は、運転席・エンジンルーム・車の周りからの点検などです。

教習のときにボンネットを開けてエンジンルーム内の確認をしたり、ブレーキを踏んで灯火類を確認したりするのは、日常点検が教習項目として含まれているためです。

教習で行う車の日常点検は、運転免許取得後にも活かせる内容となっています。

そのため、現在教習中の方は点検すべきポイントや内容をしっかりと覚えておきましょう。

 

車の点検やメンテナンスの必要性


車の点検やメンテナンスには、さまざまな種類があるだけでなく、運転者の責任で適宜行わなければならないことまであります。

なぜ、これほどまでに点検やメンテナンスが必要なのでしょうか。

それは、定期点検や車検に加え、日常点検まで行っておかなければ、車に不具合が起きたり故障したりすることがあるためです。

]また、最悪の場合、点検・メンテナンス不足によって交通事故に発展してしまう可能性もあります。

ここからは、具体的な事例とともに、点検やメンテナンスの必要性について解説します。

 

点検やメンテナンスを怠った場合に起こる可能性があるトラブル

まず、タイヤの空気圧を点検しなかった場合についてです。

タイヤの空気圧を点検しなかった場合、燃費が悪化するだけでなく、バーストする危険性も高まります。

タイヤの空気は、1ヶ月で約5~10%(約10kPa〜20kPa)も自然に低下するといわれています。

これほど空気圧が低下するものの、見た目の変化がない場合もあるため、タイヤを見ただけでは空気圧が低下していることに気づかないことも珍しくありません。

そのため、タイヤの空気圧は、最低でも1ヶ月に1回は点検しましょう。

 

次に、エンジンルーム内の点検項目でもある液量関係の点検をしなかった場合についてです。

エンジンオイルやブレーキオイル、冷却水(クーラント)などの点検や交換・補充をしなかった場合、オーバーヒートやブレーキの利きが悪くなるなどのトラブルが発生します。

エンジンやブレーキなどの不具合やトラブル、故障などが発生すると、車の運転を継続できなくなるだけでなく、交通事故を誘発してしまう可能性もあるため大変危険です。

 

最後に紹介するのは、灯火類の点検をしなかった場合についてです。

ヘッドランプ、ブレーキランプ、方向指示器(ウインカー)などの灯火類は、走行中の視界を確保したり、運転中の行動やこれから行う行動を周囲に知らせたりする役割があります。

そのため、灯火類が正しく点灯または点滅しなかった場合、周囲の交通に誤解をさせたり、自車の存在に気づいてもらえなかったりします。

周囲に誤解を与える合図を出してしまうと、交通事故に発展する可能性も否定できません。

 

自車の存在を知らせたり、これから行う運転行動をあらかじめ知らせるためにも灯火類の点検は定期的に実施しておきましょう。

また、近年では、灯火類にLEDを使用する車が増えてきました。

LEDは電球よりも寿命が長いことが特徴です。

そのため、灯火類の点検を省略してもよいだろうと考えてしまうかもしれません。

しかし、LEDは接触不良や接続部分の腐食などによって正しく点灯または点滅しなくなることがあります。

よって、寿命が長いLEDの灯火類であっても、定期的に点検を実施し、正しく点灯または点滅するか、接触不良によって付いたり消えたりすることがないかなどを確認する必要があります。

 

車の点検やメンテナンスは、車両のトラブルや故障を起こさないようにするだけでなく、交通事故を起こしたり誘発したりしないためにも必要なのです。

 

点検やメンテナンスを適切なタイミングでしよう

車の点検やメンテナンスなどは、安全に運転を続けるために欠かすことができません。

運転中に車のトラブルや不具合が起きないようにするためにも、1ヶ月に1度はタイヤの空気圧を点検し、タイヤのチェックをするついでにエンジンルーム内の点検(エンジンオイルやブレーキオイルの液量など)をしておくと、より安心して乗り続けることができます。

車の定期点検や車検、運転者の責任において行う日常点検を定期的に実施して、安全で快適なカーライフを送りましょう。

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