はじめに
一般道とは異なるルールやテクニックが求められる高速道路での教習に、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「高速教習」とは一体どのようなものなのか、そして安全に運転するためのポイントを詳しく解説します。
高速教習を行う前にしっかりと準備し、コツを押さえて自信をもって臨みましょう。
教習所の高速教習とは
高速教習とは、実際に高速道路で車を運転する路上教習のことで、ある程度公道での運転に慣れた第二段階の後半に行われるのが一般的です。高速道路での安全な運転を身につけるため、初心者に必要なスキルや心構えを学ぶ大切な教習となります。
高速教習は、基本的に教習指導員1人に対し教習生が複数人同乗で行います。教習生が交代しながら運転するため、3時限連続での教習となります。
予約状況などにより、単独の教習となってしまった場合は2時限の教習となり、残り1時間の技能教習に関しては別途予約を取らなければなりません。
高速道路では時速100km近くのスピードで走行するので、車間距離や車線変更は特に注意が必要です。速度による緊張感がありますが、周りの状況を判断し落ち着いて運転してください。
また、教習所によっては、実際に高速道路を運転するのではなく、シミュレーター上で走行し、危険場面などの疑似体験をすることもあります。
教習所の高速教習前に準備したいこと
高速道路の運転は、初めての人にとっては緊張するものです。そのため、高速教習を受ける前には、以下の準備をしっかりとしておくと安心です。
高速教習の内容を確認する
高速教習では、ほかの教習生と交代しながら、高速道路走行や一般道路走行を練習します。そのため、走行する高速道路の出入り口や交代する場所、料金の支払い方などを確認しておくと、スムーズに教習が進められます。
当日の体調は万全にする
高速道路は一般道よりスピードが速いため、普段以上に周りに気を付けて走行する必要があります。高速教習の前は十分に睡眠をとるなど、意識して体調管理を行いましょう。
教習所の高速教習で安全に運転するためのコツ
ここでは、高速道路上での車線変更や合流などのテクニック、車間距離の確保、遠くを見ることの重要性など、安全に運転をするためのコツを8つお伝えします。
1.合流口の制限速度に注意
高速道路に合流するときの制限速度は、通常時速40kmまたは30kmです。速度を意識しながら、流れに合わせて加速するようにしましょう。
2.合流する際は速度を上げる
加速車線上で安全な車間距離を保ちながら、ウインカーを使用して合流します。
混雑している場合は、特定の車両と同じくらいまで加速し、その車両の後ろに入ることがポイントです。
3.車線変更するときは十分な車間距離を確保する
サイドミラーやルームミラー、目視で前方と後方の車両を確認し、追い越し車線に移動します。この際、斜め前に向かって徐々に移動することで、追い越し車線の流れにうまく乗ることができます。
走行車線へ戻る際も、十分な車間距離があることを確認しましょう。
4.常に十分な車間距離を保つ
通常の走行中も、前方の車との安全な距離を保つことが重要です。
走行中の車両が突然車線変更してきたり、加速車線から合流してきたりしても、慌てずに安全な車間距離を保つことができます。
5.遠くを見ることで周囲の状況を把握する
高速道路では走行が速いため、近くばかりを見ていると、前方で起こった事故などに反応が遅れて回避できない可能性があります。
遠くを見ることで、より広い視野を持ち、事故の危険を早めに察知することができます。
6.看板や標識を見逃さず、出口や分岐点に備える
目的の出口や分岐点を示す看板・標識を見逃さないようにしましょう。また、最高速度や最低速度を示す標識には必ず従いましょう。
7.料金所では通るゲートを決めておく
料金所が見えたら、料金の支払い方法に応じてあらかじめ通るゲートを決めておき、直前で迷わないようにしましょう。
8.一般道でも制限速度に気をつける
高速道路から一般道に降りた後も、高速道路でのスピードの慣れが残っている場合がありますが、必ず規定速度を守りながら走行しましょう。
運転のポイントや注意点を事前に確認しておくことで、緊張せずに落ち着いて高速教習に取り組むことができます。
これらのコツを覚えて、教習指導員のアドバイスを受けながら集中して運転しましょう。
まとめ
教習所の高速教習は安全な運転を身につけるために欠かせない経験です。
高速教習前にしっかりと準備をし、教習指導員のアドバイスをしっかり受けながら、自信を持ってハンドルを握りましょう。
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