はじめに
自動車教習所の卒業検定に合格したとしても、本免学科試験に受かるまでは運転免許を取得することはできません。しかし、どんなに頑張って勉強しているとしても、合格ラインに達しているのか、準備は充分なのか不安になることもあるのではないでしょうか。
ここでは、本免学科試験に受かるコツはもちろん、本免学科試験について詳しく解説していくので、試験対策の参考にしてくださいね。
本免学科試験とは
「本免学科試験」とは、運転免許資格を取得するために必要な学科試験のことです。
自動車の運転免許を取得する場合、学科試験と技能試験の両方を受ける必要があります。指定自動車教習所を卒業していれば、技能試験は免除となるので、本免学科試験に合格すれば晴れて運転免許を取得できます。
ただし、教習所の卒業証明書には有効期限があり、期限内に学科試験に合格しないと全てが無効となり、最初からやり直すことになります。本免学科試験は何回でも挑戦できますが、期限が過ぎてしまうと受験できないため、できるだけ早く合格する必要があります。
本免学科試験の持ち物
本免学科試験は指定された運転免許センターで受験しますが、そこに行けばすぐに試験が受けられるというわけではありません。
受験する際や合格した場合のさまざまな手続きがあるため、忘れ物をしてしまうと試験が受けられなかったり、合格しても免許証を交付してもらえなかったりすることもあるので、必要な持ち物はしっかりとチェックしておきましょう。
教習所の卒業証明書など各種証明書 | ・卒業証明書
・修了証明書、検査合格証 ・仮運転免許証 |
本籍が記載されている住民票 | ・マイナンバーの記載は不要・コピーは不可 |
本人確認書類 | ・健康保険証
・マイナンバーカード(写真つき) ・パスポート ・住民基本台帳カード ・学生証 など |
免許証に使用する証明写真
*運転免許センターでも撮影可能 |
・縦3cm×横2.4cm
・正面から上三分身 ・無帽、無背景 ・6ヵ月以内に撮影したもの |
運転免許申請書 | 警察の公式ホームページからダウンロード可能。運転免許センターでも配布している。 |
筆記用具 | 試験問題に回答するために、鉛筆やボールペンなどの筆記用具を持参する。一部の試験場では特定の筆記用具の使用が制限されている場合があるため、事前に詳細を確認する。 |
手数料 | ・受験料 1,750円
・免許証交付手数料 2,050円 *キャッシュレス決済が可能な場合もある |
在留カードや特別永住者証明書等 | 日本国籍以外の場合は、在留カードや特別永住者証明書などの書類が必要 |
本免学科試験に受かるコツ
運転免許は、本免学科試験に合格するまで取得できません。また、何回受験できるとしても、その都度運転免許センターまで行く手間や受験料もかかるので、一回で合格できるようにしておきたいですね。
では、一発合格するにはどうすればいいのか、本免学科試験に受かるコツを紹介します。
教科書や過去問の徹底的な学習
本免学科試験は交通法規や道路標識、交通安全などの知識を問うものです。教科書や過去問題集をしっかりと学習し、問題の出題傾向や解答のポイントを把握しておくことが大切です。教習所から問題集を受け取っている場合は、その問題集を繰り返し活用して完ぺきに解けるようにしておくといいでしょう。
道路標識の確認
道路標識は試験で頻繁に出題されます。様々な道路標識を確認し、その意味や指示をしっかりと覚えましょう。道を歩いているときや車に乗っているときも、できるだけ道路標識を見て意味を思い出すようにしておくと、理解が深まります。
交通安全の基本原則の理解
本免学科試験では、交通安全に関する基本的な知識が問われます。安全運転の原則や事故の防止策についての理解を深め、実際の運転シーンでどのような行動を取るべきかを把握しておきましょう。家族や友人の車に乗る機会があれば、自分が運転していることをイメージすることで、交通安全の基本原則をより理解しやすくなります。
常に十分な車間距離を保つ
通常の走行中も、前方の車との安全な距離を保つことが重要です。走行中の車両が突然車線変更してきたり、加速車線から合流してきたりしても、慌てずに安全な車間距離を保つことができます。
引っかけ問題に注意
本免学科試験では、引っかけ問題がでることがあります。ここでは、一例を紹介します。
・青の灯火信号は必ず進まなければならない
この場合、一見正しいように思えますが、青の灯火信号は「進む」ではなく「進むことができる」という意味です。もし、信号無視をしている車や人がいた場合は、たとえ青であっても進んではいけないので、答えは×になります。
まとめ
本免学科試験に一度で受かるためには、しっかりとした事前準備をしておくことが大切です。試験対策はもちろん当日の心構えまで、どんなことに気をつけたらいいかもおさらいし、試験当日を安心してむかえられるようにしましょう。
ファインモータースクールには自習室があり、いつでも本免学科試験のための勉強ができます。自習室には、382時間の指導を受けた教習のプロであるサポーターも常駐しているので、本免学科試験の一発合格を目指す方は教習説明会に参加してみることをおすすめします。