都市部での運転｜狭い道や駐車もスムーズにこなすコツ

初めて都市部を運転する方にとって、狭い道や一方通行、限られた駐車スペースなど、郊外とは違う環境に戸惑うことも多いはずです。この記事では、都市部で安全かつスムーズに運転するためのポイントを、実際のシチュエーションにあわせてご紹介します。

狭い道を安全に走るためのコツと注意点

都市部では、古くからある住宅地や商店街の中に、軽自動車1台分の幅しかないような狭い道路もあります。そんな中での運転には、以下のような意識とテクニックが欠かせません。

徐行場所では徐行する
住宅地等では、交通整理の行われていない見通しの悪い交差点や曲がり角が多く、急な飛び出しも想定されるため、徐行場所では必ず徐行しましょう。
ミラーや目視で周囲をしっかり確認
狭い道ではドアミラーの使い方が特に重要です。歩行者や自転車がすぐそばにいることも多いため、常に安全確認をするのはもちろんですが、ミラー自体を接触させないようにしましょう。
すれ違いのタイミングを見極める
対向車とすれ違うときは、相手の車両の大きさや距離感を見て、必要に応じて先に道を譲る判断も必要です。

都市部には一方通行の道路が多く、標識を見落とすと事故を引き起こす恐れや、交通違反にもなります。

道路の入口で標識を探す習慣をつける
特に住宅街や裏道に入る際は、車両進入禁止の道路標識がないかを確認しましょう。
ナビやアプリに頼りすぎず、標識を確認
最新のナビでも一方通行道路の情報更新が追いつかず、道を案内されることがあるため、実際の道路標識の確認を忘れずに行いましょう。
見通しの悪い交差点では一時停止を徹底
一方通行の道路では、一時停止の標識もあることが多いので、一時停止場所では、確実に停止して安全確認を行うよう心がけます。

都市部では、目的地の近くに駐車場がない、または駐車場があっても満車というのはよくあることです。そんなときに役立つのが、以下の工夫です。

シーン	おすすめの対策
目的地付近に駐車場がない	少し離れたコインパーキングを事前に探す
駐車場の入口が狭い	入口に車をぶつけないよう、ゆっくり、落ち着いて入庫する。
駐車料金が高い	駐車場比較アプリで料金の安い駐車場を事前に調査

また、駅前や繁華街では予約制の駐車場も増えています。スマホアプリで予約しておくと、現地で慌てずに済みます。

都市部では、自転車や歩行者の数も多く、予測できない動きをすることがあります。

ドア開閉時は後方確認を忘れずに
駐車した車両からドアを開けるとき、後方から接近する歩行者や二輪車に接触させないように注意が必要です。
自転車を無理に追い越さない
特に狭い道路では、無理に追い越すよりも後方を走行し、道幅が広くなってから追い越しをする等の判断が安全です。
横断歩道付近では歩行者がいないか必ず確認
横断歩道では、歩行者がいないか常に目を配ります。特に信号機のない横断歩道において、歩行者がいるか、いないか分からない場合は、いつでも停止できるような速度で横断歩道に近づき、歩行者がいた場合は必ず停止しましょう。

こうしたポイントを意識するだけで、事故リスクはぐっと下がります。