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中型自動車運転免許の取り方まとめ

2025.4.21 COLUMN

中型自動車運転免許(以下、中型免許)を取ろうと思ったとき、「何から始めたらいいんだろう?」と、ちょっと不安になりますよね。でも大丈夫。この記事では、中型免許の基礎知識から、教習や検定のコツ、合格後に気をつけたい運転マナーまで、順を追ってわかりやすく紹介していきます。

 

中型免許を取るための基本条件とは?

まずは、中型免許を取得するために必要な条件をチェックしておきましょう。

条件 内容
年齢 満20歳以上であること
運転経験 普通免許などを取得して2年以上経っていること(※免停期間は除く)
視力 両眼で0.8以上、片眼で0.5以上、深視力の誤差が3回平均2cm以内
聴力 90dBの警音器の音が10m先の距離で聞こえること(補聴器使用も可)
運動能力 道路交通法施行令で定める障害が無いこと

これらを満たしていれば、いよいよ教習所での教習を受けられます。所持している運転免許によって教習時間は変わりますが、最短で一週間ほどで卒業できるケースもあります。

 

教習前に押さえておきたい、運転技術の基本

教習が始まる前に、「何を意識すればうまく運転できるのか?」を知っておくと、実際の運転もスムーズになります。

  • 安全確認の習慣をつける
    発進時や進路変更の前には、ミラーと死角をしっかり確認すること。安全確認の習慣をクセづけておくと、技能教習でも安心です。

  • 速度と車間距離に余裕を持つ
    制限速度を守るのはもちろん、前の車との車間距離を2秒以上(前の車が目標物を通過してから、その2秒以上後に自車が目標物に到達)確保しましょう。また、トラックには前方の死角を減らすためのアンダーミラーが装着されているため、前車に対してギリギリまで詰めて停止するドライバーが多いです。停止時の車間距離が近くなると、後方から追突された場合に、玉突き事故となってしまいます。更に、トラックは車体が大きいので、前車へ圧迫感を与えてしまいます。事故や不要なトラブルを防止するために、停止時の車間距離は、約4-5m(車1台分)の距離を確保しましょう。

  • 運転姿勢を整える
     トラックは、ハンドルの外径が大きく、ハンドルの角度が乗用車と比較して水平です。ハンドルの頂点に両手を伸ばし、指の第二関節がかかるくらいが正しい運転姿勢と言われております。指の第二関節がハンドルの頂点にかかっていないと、カーブなどでハンドルを操作した際に、座席の背もたれと背中が離れます。上体が安定しないと、安全な運転操作ができません。

 

苦手を感じやすい運転課題のコツ

教習中によくつまずきやすいのが、S字やクランク、方向変換などの課題。うまくいかなくても大丈夫。ポイントを押さえて、少しずつ慣れていきましょう。

課題 克服のコツ
S字 S字に入る前にしっかり減速。断続クラッチを使い、低速をキープしながらミラー(サイドミラーや位置によってはアンダーミラー)を活用し、後輪の動きを確認しましょう。
クランク クランクに入る前に、しっかり減速。ゆっくり、確実に。後輪の位置を意識しながら、落ち着いてハンドル操作。フロントのミラー自体を障害物に添わせるようにし、かつ、ミラーで内輪差による影響を確認しましょう。
方向転換 後退前に、周囲の安全確認を目視等により徹底。断続クラッチによる、低速を作りながら、周囲の安全を確認しつつ、ミラーを確認して後輪を縁石に添わせていく。免許取得後に多くの人が活躍する現場でも、構内における後退時の事故は多いです。

 

技能検定で多いミスとは?

技能検定では、ミスをしないことよりも「免許取得後を見据えた安全な運転」が大切です。次のようなポイントに気をつけるだけでも、合格に近づけます。

  • 安全確認を忘れてしまう
     → 特に発進時や進路変更のとき。安全確認を忘れてしまうと、いつかは事故を起こしてしまいます。安全確認を忘れた際に、事故にならないのは、たまたまです。

  • 加速や減速が急すぎる
     → ゆるやかな加速と早めの減速。乗用車に比べ、車両の重量が重く、停止距離が乗用車と比較して伸びる場合があります。特に教習(一部を除く)や検定時には積載物のない状態ですが、実際に免許取得後に荷物を載せると、より停止するまでの距離が延びる場合もあります。急な加速や直前のブレーキを常にしていると、飛び出しがあった時や、貨物を運送している時など、安全に停止が出来なくなります。

  • 車間距離が近すぎる
     → トラックは、運転席の位置が高いという車両特性があります。運転席の位置が高いと、前車との距離が離れていると錯覚し、実際には車間距離が取れていないのに、距離が取れていると考えて運転してしまいます。車間距離は、前の車が看板などの任意の目標物を通過してから、自車がその2秒以上後に到達する距離を確保するのが安全と言われています。

 

技能教習では、これらの点を意識しておくと、技能検定でも落ち着いて運転が出来ますし、免許取得後も事故を起こさないドライバーになるでしょう。

 

合格後にこそ大切!中型車の運転マナーとテクニック

無事に免許を取得したあとも、運転のマナーや心がけはとても大切です。中型車は車体も大きく、周囲への影響も少なくありません。

項目 ポイント
周囲への配慮 歩行者や自転車を見かけたらその動きに注意。どんなに急いでいても交差点での右左折時は必ず徐行し、安全を確認しましょう。
運転中の意思表示 ウィンカー(方向指示器)は適切な時期で。トラックは車体が大きいため、後ろの車の運転手が前の状況を確認しにくいです。前の交通状況が詰まっていたら、早めにブレーキランプを点滅させるなどしましょう。ブレーキの使い方ひとつでも相手に伝わります。
体調管理 長時間の運転をする場合は、こまめな休憩を取りましょう。体調不良のときは決して無理をせず運転を避ける判断も大切です。

 

自信を持って中型車デビューを

中型免許の取得にはいくつかのステップがありますが、しっかり準備して臨めば、決して難しいものではありません。教習で学ぶ内容も、実際の運転に活かせるものばかり。自分のペースで進めながら、自信を持って免許取得を目指しましょう。

そして免許を手にしてゴールではないことも理解しましょう。“運転者としてのマナー”が更に大切になってきます。中型免許は上位免許です。大きな車を動かす責任を意識しつつ、安全で快適な運転を行いましょう。

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