はじめに
自動車教習所では「みきわめ」を受ける必要があります。
良好と判定されないと修了検定・卒業検定を受けることができず、教習所を卒業できません。
「そもそも、みきわめって何をするんだろう」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、教習所のみきわめの内容や行うタイミングなど、わかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
教習所でみきわめを行うタイミング
教習所のみきわめのタイミングは、第一段階では修了検定の前、第二段階では卒業検定の前です。
第一段階と第二段階の技能教習の1番最後の時間に、教習の効果がしっかり身に付いているか、次のステップに進んで問題ないかを確認するために行われます。
みきわめは試験ではありませんが、良好と判定されないと次のステップに進むことができません。
教習所のみきわめの内容
みきわめの実施方法は通常の技能教習の後半で行われます。
みきわめができる教習指導員には指導経験年数等の条件が必要となり、これらの条件を満たした教習指導員に「次の段階に進んで大丈夫」と判断されればみきわめ良好となります。
第一段階のみきわめ
教習所の敷地内で行われ、基本ルールをしっかり理解して正確に運転できているかを重点的に見られます。
具体的な内容は、乗車・降車、発進・後退・停止、坂道発進、クランク、S字などの基本的な運転技術です。ほかにも、運転操作や運転中の姿勢、標識に従った運転ができているか確認されます。
第二段階のみきわめ
教習所の敷地内と路上で行われ、状況判断や安全運転ができているかを重視して見られます。
具体的な内容は、敷地内での縦列駐車と方向変換、実際に道路を走行する上での実践的な運転技術(交差点での右左折や進路変更、交通の状況に応じた運転など)です。
実際の道路は乗用車や歩行者などが行き交うため、突発的な事態も起こり得ます。そのような場合に正確に状況判断できるかが重視されるでしょう。
免許取得後は1人で運転することになるので、第二段階のみきわめは第一段階よりも難易度が高いのが一般的です。
みきわめで良好と判定される必要があるため、不良の場合は良好と判定を受けるまで、技能教習を受けます。
みきわめ判定のポイント
みきわめの合否は「良好」「不良」で判定されます。
判定のポイントとしては、運転技術はもちろんですが、交通ルールに従って安全に運転することができているか、交通の流れに合わせた運転ができているかを、技能教習時間の後半に確認することになります。
従って、教習時間の前半に今まで教わってきた内容の振り返りをして、後半のみきわめに臨むと良いでしょう。
まとめ
みきわめは技能教習の効果を確認するために第一段階と第二段階で受けるもので、運転技術はもちろん、交通ルールに従って安全かつ円滑に運転できることが特に重視されます。
内容は普段の教習と同じなので、日々の教習をしっかり受けていれば難なくクリアできます。また教習指導員にアドバイスを求めるなどして、わからないところを克服すれば、緊張せず落ち着いて臨めるでしょう。
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