はじめに
「限定解除」は聞いたことがあるけれど、どういう意味なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
運転免許の限定解除とは、免許証についている条件を解除し、ほかの車種も運転できるようにする免許変更の審査のことです。
ここでは、「限定解除」の内容と普通AT車限定解除の方法、自動車教習所でのおすすめコースをご紹介します。
限定解除とは
「限定解除」とは、運転免許において、各種の限定条件が付けられている免許(限定免許)を、限定条件のない免許に変更するための審査のことです。限定免許の代表的なものとして「AT(オートマチック)限定免許」があります。
AT限定免許ではMT(マニュアル)車を運転することができませんが、AT限定解除を受けることで、MT車の運転が可能になります。限定解除は、教習所または運転免許試験場で審査を受けられます。2つの方法を詳しく見ていきましょう。
普通AT車の限定解除の方法
普通AT車限定解除の方法には、教習所で技能教習を受けて場内審査に合格する方法と、運転免許試験場で技能審査を受けて合格する方法があります。
【教習所での限定解除】
教習所で最低4時限の技能教習を受け、場内で行う審査に合格する方法です。
学科教習や路上教習はなく、場内審査に合格すると「技能審査合格証明書」を受け取れます。その後、運転免許試験場または住所地の警察署で申請の手続きを行えば、即日に免許証の書き換えができます。
教習所では、審査も含めて教習完了までに最低3日間ほどかかるのが一般的です。MT車の運転は技術が必要なため、教習指導員からしっかりと運転技能を学ぶメリットは大きいといえるでしょう。
【運転免許試験場での限定解除】
運転免許試験場に行って、限定解除審査だけを受ける方法です。
受験料1,400円、試験車使用料1,450円がかかります。警察官が採点を行うため、厳しい採点基準があることも特徴です。
試験のみ受けるため、審査に一度で合格できれば最短一日で限定解除ができますが、落ちると何度も試験を受けなければなりません。確実に限定解除をするなら、教習所に通うほうが安心です。
教習所での限定解除がおすすめ
「MT車のクラッチ操作をまったく知らない」「確実に審査に合格したい」という方は、教習所でのAT限定解除がおすすめです。
限定解除の教習コースでは、教習所内のコース内で技能教習を行い、技能審査を受けます。限定解除は4時限という少ない教習回数で技能を身につけるため、集中して受講したいですね。
【教習内容】
・クラッチペダルやチェンジレバーの操作
・発進や停止、変速ギアの操作とブレーキ
・坂道発進、狭路・踏切の通過
・方向変換及び縦列駐車
教習所を卒業後の手続きは簡単で、住所地の警察署で今持っている免許証に裏書きをしてもらうだけで完了となります。
平日の日中であれば特に時間指定はありませんが、地域によって申請時間が異なる場合があるので、必ず事前に確認してから行きましょう。
まとめ
限定解除をすると、運転できる車種の幅が広がり、高度な運転技能を身につけることができます。
埼玉県さいたま市大宮・指扇と上尾市にあるファインモータースクールでは、普通AT車限定免許をお持ちの方がMT車にも乗れるようになるためのプラン「普通AT車限定解除コース」を用意しています。
もっとクルマを楽しみたい、ステップアップしたいという方におすすめです。
興味をお持ちの方は、ぜひコース内容をチェックしてくださいね。
埼玉県の教習所!ファインモータースクール「普通AT車限定解除コース」