はじめに
バイクの限定解除とは、運転免許において二輪車の排気量やモーター出力などの制限を解除する手続きのことを指します。
例えば、AT(オートマチック)限定普通自動二輪免許を持っている人が限定解除をすると、普通自動二輪免許になり、MT(マニュアル)車も運転できるようになります。
バイクの限定解除を行うことで、より大きな排気量のバイクや高出力のバイクを運転することができるようになるのです。
バイクの限定解除の種類はさまざまあります。限定解除の種類と方法、自動車教習所での教習内容を詳しく解説します。
バイクの限定解除の種類
バイク免許の限定解除には、様々な種類があり、代表的なものに「AT車からMT車への限定解除」や「小型自動二輪から普通自動二輪への変更」などがあります。以下が種類の一覧です。
今持っている免許 | 限定解除後の免許 |
小型自動二輪免許
(125㏄まで) |
・普通自動二輪免許(400㏄まで)
・AT普通自動二輪免許(400ccまでのAT) |
AT小型自動二輪免許
(125ccまでのAT) |
・MT小型自動二輪免許(125ccまで)
・AT普通自動二輪免許(400ccまでのAT) ・普通自動二輪免許(400ccまで) |
AT普通自動二輪免許
(400ccまでのAT) |
MT普通自動二輪免許(400ccまで) |
AT大型自動二輪免許
(ATなら排気量無制限) |
MT大型二輪免許(排気量無制限) |
例えば、AT普通自動二輪免許を持っている人が限定解除審査に合格すると、MT普通自動二輪免許になり、MT車も運転できるようになります。
また、小型自動二輪免許だと排気量が125ccまでのバイクしか乗れませんが、限定解除審査を受けて普通自動二輪免許に変更することで、400ccまでのバイクの運転が可能になるのです。
バイクの限定解除の方法は?
バイクの限定解除には、指定自動車教習所で規定時限数の教習を受ける方法と、運転免許試験場で直接審査を受ける方法の2つがあります。
【指定自動車教習所での限定解除】
限定解除対象の免許に合わせ、規定時限数の技能教習を受講します。技能教習では基本操作の練習から始め、道路交通法に従った基本走行や危険予測運転などを習得します。学科教習はありません。技能審査に合格すると、「指定校技能審査合格証明書」が発行され、運転免許試験場で限定解除を受けることができます。
【運転免許試験場での限定解除】
直接審査を受ける場合は「一発試験」と呼ばれる方法で、うまくいけば1日で限定解除を受けられます。
受験料1,400円、バイク試験車の使用料1,450円がかかります。限定解除の内容によっては高い運転技術が求められるため、自身で習得するのはかなり難易度が高いといえるでしょう。
バイク限定解除の教習内容
「もっと大きいバイクを乗りこなしたい!」「マニュアルの運転技術を身につけて乗れるバイクの幅を広げたい」という方は、指定自動車教習所でバイクの限定解除を行うのが確実でおすすめです。
バイクの限定解除の教習では、教習所内のコース内で技能教習を行い、技能審査を受けます。教習時間は限定解除したい免許の内容によって異なりますが、3~8時限が一般的です。
【バイク限定解除の教習内容】
・MTの基本・発進と停止・ギアチェンジ
・8の字連続走行・一本橋での重心保持
・坂道発進、スラローム・クランク
・急制動・コース走行
・安全操作確認・みきわめ
教習所を卒業した後は、運転免許試験場に指定校技能審査合格証明書を持参し、限定解除の手続きをします。合格証明書の有効期限は3カ月なので、期限に注意しましょう。
まとめ
バイクの限定解除をすると、運転技術が向上し、バイクライフが広がります。バイクをもっと楽しみたい!という方は、現在お持ちの自動二輪免許の限定解除を検討してはいかがでしょうか。
埼玉県さいたま市大宮・指扇と上尾市にあるファインモータースクールでは、限定解除でステップアップができる「自動二輪車限定解除コース」を用意しています。
充実したバイクライフを送りたいなら、ぜひコース内容をチェックしてくださいね。
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