埼玉県で運転免許を取得する場合、どのような方法で取得するのでしょうか。今回は、埼玉県で運転免許を取得する方法について解説します。また、運転免許に関連する手続き(更新、記載事項変更、紛失などによる再交付など)をする場合、どのような準備が必要で、どこで手続きすればよいのかについてもまとめていますので、運転免許関連について調べている方も参考にしてみてください。
埼玉県で運転免許を取るには?
埼玉県で運転免許を取得する方法には、主に2つの方法があります。その方法は次のとおりです。
- 教習所(指定自動車教習所)に通う
- 運転免許センターで試験を受験する
それぞれどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、指定自動車教習所に通って運転免許を取得する場合と免許センターで試験を受験する場合の違いについて解説します。
教習所(指定自動車教習所)に通って運転免許を取得する
まず、教習所(指定自動車教習所)に通い、卒業証明書を受け取って運転免許の交付を受ける特徴から解説します。教習所に通って教習を受け、卒業検定に合格して「卒業証明書」を受け取った方は、免許センターでの「技能試験」が免除されます。ただし、本免学科試験は免除されません。そのため、教習所を卒業した場合であっても運転免許の交付を受けるためには、免許センターで本免学科試験を受験し、合格する必要があります。
受験場所および受付場所は免許センターとなります。なお、ここでは普通自動車第一種運転免許を取得する場合について紹介します。その他の免許の場合には、持ち物などが異なる場合があるため、教習所を卒業するときに、免許センターに持っていく物を確認しておきましょう。
【教習所(指定自動車教習所)を卒業した人の本免学科試験受付場所】
- 運転免許センター1階(試験棟)受付カウンター
- 住所:埼玉県鴻巣市鴻巣405番地4
- 電話番号:048-543-2001(代表)
【受付日時】
- 月曜日から金曜日の平日(祝日・休日・年末年始【12月29日から翌年1月3日】を除く)
- 時間:午前8時30分から午前9時15分(45分間)
【必要書類・持ち物】
- 本籍地記載の住民票(個人番号が記載されていないもの)コピー不可
※外国籍の方は全部記載の住民票(個人番号が記載されていないもの)コピー不可および在留カードなど
※運転免許証を保有している方は、運転免許証(住民票は必要ありません) - 卒業証明書(技能検定に合格した日から1年を経過していないもの)
- 仮運転免許証(持っている方)
- 申請用写真2枚(申請前6か月以内に撮影されたもので無帽、正面、上三分身、無背景、たて3cm×よこ2.4cm、白黒・カラーを問わず)
- 眼鏡・補聴器など(使用している方)
- 黒色ボールペン(消せるタイプのものは不可)
【普通自動車第1種運転免許の手数料】
- 申請手数料:1,750円
- 免許の交付手数料:2,050円
免許センターで試験を受験する
次に、教習所に通わず、免許センターで普通一種免許を受検する方法(いわゆる一発試験)について解説します。免許センターで運転免許の試験を受ける場合には、次の条件を満たしていなければなりません。
【受験資格】
- 埼玉県内に住所のある方
- 年齢が18歳以上の方
- 大型、中型、準中型・普通のいずれかの有効な仮運転免許証を取得していること(有効な仮運転免許証を取得していない場合は、仮運転免許の試験を受験して取得しなければなりません)
- 受験日より過去3ヶ月以内に5日以上の路上練習をしていること
【受付場所※学科試験を受ける場合】
- 運転免許センター1階(試験棟)受付カウンター
- 住所:埼玉県鴻巣市鴻巣405番地4
- 電話番号:048-543-2001(代表)
【受付日時】
- 月曜日から金曜日の平日(祝日・休日・年末年始【12月から翌年1月3日】を除く)
- 午前8時30分から午前9時15分(45分間)
※技能試験は「受験日指定(予約制)」となっているため注意してください
【必要書類や持ち物】
- 本籍地記載の住民票(個人番号が記載されていないもの)コピー不可
※外国籍の方は全部記載の住民票(個人番号が記載されていないもの)コピー不可および在留カードなど
※運転免許証を保有している方は運転免許証(住民票は必要ありません) - 仮運転免許証
- 申請用写真2枚(申請前6か月以内に撮影されたもので無帽、正面、上三分身、無背景、たて3cm×よこ2.4cm、白黒・カラーを問わず)
- 路上練習申告書
- 眼鏡や補聴器など(使用している方)
- 取消処分者講習終了証明書(取消処分歴がある方、および、取消処分に該当していたにもかかわらず、免許を失効してしまった方)
- 終了証明書(特定届出自動車教習所において指定教習課程を終了した方)
- 黒色ボールペン(消せるタイプのものは不可)
【普通自動車第1種免許の手数料】
- 申請手数料:2,550円
- 車両使用料:800円
- 免許の交付手数料:2,050円
【試験合格後】
試験合格後は、指定自動車教習所にて以下の講習を受講しなければなりません。
- 普通車講習(11,200円)
- 応急救護処置講習(4,200円)
上記の講習を受講しなければ、免許証は交付されません。なお、講習の一部または全部が免除される場合もあるため、申請時に免許センター係員に確認してください。
教習所と免許センターのどっちがいいのか?
教習所(指定自動車教習所)に通った場合、免許センターで本免学科試験を受験して合格すると運転免許が交付されます。一方、免許センターで試験を受ける場合は、試験の予約を全て自身で行い、さらに試験合格後に指定自動車教習所で講習を受講しなければ運転免許が交付されません。
費用のことだけを考えれば、教習所に通って免許を取得するより、免許センターに足を運んで試験を受けたほうが安く抑えられる可能性が高いでしょう。ただし、免許センターで免許を取得する場合、試験のたびに免許センターへ出向く必要があるだけでなく、試験合格後に講習を受講しなければなりません。1度で合格できるかどうかも分かりません。そのため、免許センターで免許を取得しようとすると、予想以上に手間がかかります。
よって、費用はかかるものの、免許センターに行く手間や講習を受ける手間を考えると教習所に通って免許を取得したほうがよいといえるでしょう。また、教習所であれば、不明点を指導員に聞くことができるだけでなく、改善点のアドバイスもしてくれます。運転技術を向上し、より安全な運転をするためにも、教習指導員がしっかり指導してくれる教習所のほうがよいといえるでしょう。
埼玉県でできる運転免許の手続き
免許センターでは、運転免許の更新や記載事項(住所や氏名など)の変更など、運転免許に関するさまざまな手続きをすることが可能です。また、内容によっては免許センター以外の場所で手続きすることもできます。ここからは、運転免許に関する主な手続きと手続き可能な場所について解説します。
免許更新
免許の更新は、免許センターで行うことができます。なお、「優良運転者」や「一般運転者」など、免許更新時の講習区分によっては、警察署で手続きすることも可能です。免許更新の場所や講習区分については、更新期限が近づくと送られてくるハガキ(更新のお知らせ)をご覧ください。
記載事項の変更
運転免許の記載事項に変更(引っ越しや結婚などのライフイベント)があったときは、運転免許証の記載事項変更届を提出しましょう。運転免許証の記載事項変更届は、免許センターおよび県内警察署(鴻巣警察署を除く)で手続きすることができます。手続きには、変更があったことがわかる住民票などが必要となるため、運転免許証とあわせて必要書類を持っていくことを忘れないようにしましょう。
再交付
運転免許証の再交付は、「免許センター」または「再交付・国外運転免許センター」で手続き可能です。ただし、運転免許証の再交付の手続きができるのは、以下の場合となります。
- 紛失や盗難により運転免許証をなくした
- 運転免許証を破損・汚損またはそのデータを毀損した
- 運転免許証の保有者で、記載事項変更届をする予定またはすでに変更した方、顔写真の変更を希望される方、免許条件の付加または変更がある場合
- その他公安委員会が相当と認める事情のある場合
運転免許のことで聞きたいことがある場合は免許センターに問い合わせよう
ここまで解説してきたように、運転免許を取得する方法には、教習所に通って卒業証明書を受け取る方法と免許センターで試験を受ける方法があります。また、免許センターでは、運転免許に係る試験だけでなく、再交付や記載事項の変更など、運転免許に関するさまざまな手続きを行っています。そのため、運転免許に関連する手続きの方法や必要書類などがわからないときは、免許センターに問い合わせるとよいでしょう。