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埼玉で準中型免許を取るには

2023.5.15 COLUMN

 

準中型免許とは

「準中型免許」とは、普通自動車免許と中型免許の中間に位置する免許です。

普通自動車免許とは普通自動車が運転できる免許のことで、中型免許は車両総重量が7.5t以上11t未満のトラックを運転できる免許のことをいいます。

「中型免許」は取得条件があり、20歳以上で運転経験が2年以上必要なため、普通免許を取得してから「2年待ち」して中型免許にステップアップする流れでしたが、準中型免許なら2年待つ必要がありません。

準中型免許では、車両総重量が3.5t以上7.5t未満の車を運転することができます。また18歳以上であれば取得が可能で、普通免許が取れる年齢と重なるため、最初から「準中型免許」の取得を選択することもできます。

 

準中型免許取得の条件

準中型免許を取得する場合、運転免許センターで受験するか、指定自動車教習所を卒業して受験する必要があります。
準中型免許の取得には以下のような条件があるので確認しておきましょう。「これから車を運転する仕事をしたい!」と考えているなら、最初から「準中型免許」を取得するのもおすすめです。

 

 年齢  満18歳以上
 視力  片眼で0.5以上、両眼で0.8以上(眼鏡、コンタクトレンズ使用可)
 深視力  奥行知覚検査器(三桿法)により、2.5mの距離で3回検査し、平均誤差が2cm以下
 色彩識別能力  赤・青・黄色の識別ができる
 聴力  両耳の聴力が10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること(補聴器可)
 その他  身体障がいがある場合は要相談

 

準中型免許で運転できるものは?

準中型免許は、2017年3月12日の道路交通法改正により新設された運転免許です。その年以前では普通免許で運転できていた2tトラックが平成29年3月12日以降に取得した普通免許では運転できなくなり、2tトラックや3tトラックを運転する場合、準中型免許の取得が必要になります。

準中型免許で運転できる車両は、車両総重量が7.5t未満、最大積載量が4.5t未満の車両です。また、準中型免許で運転できる特殊車両には、いわゆる2tトラックや保冷設備がついたトラック、ユニック車(2t、3t車に限る)などがあります。

普通免許を取得した人で、2007年6月2日以降に普通免許を取得し、免許証の条件欄に【5tに限る】の表記がある人は準中型5t限定所持となります。車両総重量5t以上の車を運転する場合は、準中型車や中型車への限定解除をする必要があります。

免許の種類ごとに運転できる車の種類は異なりますので、以下の表を参考にしてくださいね。

 

区分 普通免許 準中型免許 中型免許  大型免許
車両総重量 3.5t未満 3.5t以上7.5t未満 7.5t以上11t未満 11t以上
最大積載量 2t未満 2t以上4.5t未満 4.5t以上6.5t未満 6.5t以上
乗車定員 10人以下 11人以上29人以下 30人以上
受験資格 18歳以上

20歳以上

普通免許等保有から2年以上

21歳以上

普通免許等保有から3年以上

 

準中型免許が新設された目的

準中型免許が新設された目的は以下のとおりです。

 

・交通事故の削減

準中型免許導入の主な目的の一つは、交通事故の削減です。
準中型免許を取得することで運転技術や知識を向上させ、大型車両の安全な運転を促進し、交通事故を減少させることが狙いです。

 

・運送業界の人員確保

大型車両や重量物の運搬など、特定の職種に従事するためには中型以上の免許が必要となります。しかし、中型免許の取得には、普通免許または準中型免許を取得してから2年を経過した20歳以上という条件があり、免許取得のハードルが高く取得者数が少ないという問題があります。
現在、人手不足が深刻な運送業界では、労働力の確保が重要です。中型免許よりも取得しやすい準中型免許を持つドライバーを増やすことで、業界への就業機会を提供すれば人材確保に繋がります。

 

・免許区分の明確化

準中型免許の導入により、免許区分をより明確にし、ドライバーの適性や経験に応じた運転資格を提供します。明確化すると、普通自動車免許より高い技術と知識が求められますが、これにより安全な道路環境の整備に繋がります。

 

準中型免許を取得する方法

準中型免許の取得方法には、次の2種類があります。

・免許センターで一発試験を受験する
・指定自動車教習所を卒業した後に運転免許センターで学科試験を受ける

一般的には、指定自動車教習所に通って準中型免許を取得します。普通自動車免許所持であれば最短コースであれば 8日ほど、未所持の場合は 19 日ほどで取得できます。

一発試験は、運転免許試験場で技能試験と適性試験を直接受ける方法です。受験料と試験車使用料、免許交付料を合わせて、8,650 円かかります。教習所へ通う方法と比較すると、一度で試験に合格できれば、準中型免許をもっとも安く取得できる方法ですが、非常に難易度の高い試験となります。

準中型免許は 18 歳から免許なしで取得できます。準中型免許を取得すると、普通自動車の免許もついてきます。

 

準中型免許はどれくらいで取れる?

準中型免許の取得期間は、「所持免許があるかどうか」によって異なります。

埼玉の教習所の教習内容は、第一段階、第二段階ともに所持免許によって教習時限が決まっています。教習所の教習時間は以下のとおりです。

 

【所持免許がない場合】

第一段階:学科教習10時限/技能教習18時限

第二段階:学科教習17時限/技能教習23時限

 

【普通免許がある場合】

第一段階:学科教習なし/技能教習4時限(MT車)8時限(AT車)

第二段階:学科教習1時限/技能教習9時限(MT車・AT車共通)

 

準中型免許は、普通免許の教習時間に比べると学科や技能教習が多くなるため、免許取得に約3カ月~4カ月程度かかると考えておいたほうがよいでしょう。

 

準中型免許は初心者マークは必要?

準中型免許では初心者マークの表示は必要なのでしょうか。必要かどうかは、取得してからの期間によって異なります。

免許取得から1年未満の場合は、準中型自動車を運転するときだけでなく、普通自動車を運転する際にも初心者マークを表示する必要があります。

ただし、取得後1年未満であっても、下記の要件に当てはまる場合は表示する必要はありません。

・普通免許取得後、2年以上経ってから準中型免許を取得した
・準中型免許取得前の6カ月以内に、普通免許の上位免許(中型免許や大型免許)を受けていたことがある
・準中型免許取得後、普通免許の上位免許(中型免許や大型免許)を取得した

これらの要件以外にも表示義務対象外となる要件があるので、上位免許や普通自動車免許を取得している方は、最寄りの警察署や免許センターに問い合わせてみましょう。

 

準中型免許で仕事の幅を広げよう

準中型免許を取得すると街でよく見かけるトラックの運転が可能になるので、さまざまな業界で仕事の幅を大きく広げることができます。トラックやバスなどの車両を運転できる資格なので、物流業界や運送業界、観光バス業界などでの雇用機会があり、キャリアの多様化を実現することも可能です。

 

・物流業界への就職

準中型免許を持つと、物流業界への就職が有利になります。大型トラックの運転が求められる運送会社や配送業者でドライバーとして働くことができます。

 

・自営業の機会

準中型免許を持っていると、自分でトラックを購入すれば、貨物輸送業や建設業などの分野で独立して事業を始めることができます。

 

まとめ

準中型免許を取得するメリットは、なんといっても18歳で「最大積載量3tクラスのトラックが運転できる」ということです。普通免許で運転できる1tクラスのトラックとは違い、3tクラスのトラックであれば運送業などの仕事で即戦力として活かすことができるのも魅力です。

 

「20歳になるまえからトラックドライバーとして働きたい」と考えているなら、準中型免許の取得を目指しましょう。

埼玉県さいたま市大宮・西大宮と上尾市にあるファインモータースクールでは、準中型免許コースが人気です。トラックの運転でも活かせる「エコドライブ」を教習で学ぶことができますので、ぜひ一度足を運んでみてください。

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