教習所の卒業検定の内容は？学科試験はあるの？合格するためのコツ

自動車教習所の卒業検定は、運転免許を取得するために教習所で最後に受ける、重要な試験です。この検定に合格しない限り、運転免許を取得することだけでなく、教習所を卒業することもできません。

こう聞くと「自分は受かることができるのか」「卒業できなかったらどうしよう」などと不安になってしまうかもしれません。

ここでは、卒業検定までの流れや内容、落ちたらどうなるのかなどを解説するので、一読して不安を払拭してください。

教習所の卒業検定までの流れは、運転免許を取得するために必要なステップです。ここでは、卒業検定までの流れを詳しく解説します。 ・入校と教習の開始最初に、教習所に申し込みをして入校します。教習所によって異なりますが、入校日には、教習の流れや教習の進め方、予約の取り方など教習にかかわる説明を受ける「教習説明会」が行われるのが一般的です。その後、適性診断を受けます。

適性診断のあとに、先行学科を受け、第1段階の学科教習と技能教習がスタートします。

教習所の学科教習では、教科書などの教材を使い、交通法規や交通安全に関する理論的な知識を学びます。 

学科教習と並行して、技能教習も行います。技能教習は、教習車を使って基本的な走行や安全確認などを学びます。教習指導員の指導を受けながら、教習所内のコースで教習車を使って運転技術を磨きます。

・修了検定

第1段階の学科教習と技能教習を決められた時間分受講し、第1段階の技能教習の「みきわめ」で良好と判定されると、修了検定を受けられます。

修了検定では、教習所内のコースを走る実技試験が行われ、基準を満たすと合格となり仮免学科試験へと進みます。

・仮免学科試験

修了検定に合格したら、仮免学科試験を受けます。

第2段階の技能教習は公道で教習を行うので、仮免許を必ず取得しておかなければなりません。

仮免許を取得後、第2段階の教習がスタートします。

・卒業検定

第2段階の学科教習をすべて受講し、技能教習で「みきわめ」が良好と判定されたら、卒業検定を受けられます。

卒業検定は教習の最終段階ですが、この段階では運転技術を判定する技能検定のみとなり、本免学科試験は運転免許センターで受験します。

卒業検定に合格すると、運転免許試験場での技能試験が免除になるので、本免学科試験だけに集中できます。