教育訓練給付制度ってどんなもの?
教育訓練給付制度とは、働く人の自主的なスキルアップを支援し、安定した雇用に加え転職や就職を促進することを目的とした給付制度です。
従来は、スキルアップのために免許取得を目指すとしても、入学金や受講料などの費用はすべて自己負担でした。お金に余裕がなくても免許取得を目指すことができるように、教育訓練給付制度では国が一部の費用を負担し、支援してくれます。
ここでは、教育訓練給付制度の対象となる免許や制度の利用方法などを解説します。
参考サイト:教育訓練給付制度|厚生労働省
教育訓練給付制度の対象になる免許
教育訓練給付制度は、「専門実践教育訓練」「特定一般教育訓練」「一般教育訓練」という3つの訓練が対象となっています。運転免許は主に「一般教育訓練」のカテゴリに入っており、対象となる免許は以下のようなものがあります。
- 普通二種
- 中型車
- 大型車
- 大型二種
- 大型特殊
- けん引
それぞれの免許ごとに運転できる車が異なるので、どの免許を取得するかは、自分が就きたい職種によって決まります。各免許で運転できる主な職種を見てみましょう。
免許の種類 | 運転できる主な車種 |
普通二種 | タクシー、ハイヤーなど |
中型車 | 4tトラック、消防ポンプ車、ごみ収集車など |
大型車 | ダンプカー、トラック、タンクローリー、はしご車など |
大型二種 | 観光バス、路線バスなど |
大型特殊 | ブルドーザー、クレーン車など |
けん引 | 自動車の後ろに750kg以上の車を連結し、それを引っ張りながら運転できる。 けん引に使用する自動車を運転するための運転免許は別途必要。 |
免許取得にかかる費用は、現時点でどの免許を持っているか、新たに取得したい免許の種類によっても変わります。また、同じ種類の免許であっても、所持免許の最大積載量や車両総重量が小さい場合は、必要となる免許取得費用は高額になります。
教育訓練給付制度の利用方法と流れ
教育訓練給付制度は、アルバイト・パートや派遣労働者の方も対象ですが、利用するには下記の条件があります。
- 受講開始日現在で雇用保険の支給要件期間が3年以上(初めて支給を受けようとする方については、当分の間、1年以上)
- 受講開始日時点で被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内
- 前回の教育訓練給付金受給から今回受講開始日前までに3年以上経過している
条件には例外もあるので、給付を希望する場合は最寄りのハローワークで支給要件紹介の手続きをしてみましょう。
参考サイト:ハローワークインターネットサービス
給付金支給対象の場合は、教習所に入校する前に本人確認の書類と雇用保険被保険者証と併せて「教育訓練給付金支給要件照会票」をハローワークに提出し、ハローワークから回答書が交付されたら、それを教習所に持って行き、受講料を支払って入校します。
講座を受講修了後、ハローワークに必要な書類を提出し申請を行えば給付金が支給されるというのが一連の流れです。
教育訓練給付制度の対象講座
埼玉県さいたま市大宮・西大宮と上尾市にあるファインモータースクールでは、プロ免許の取得を目指す方向けの講座を開講しています。
対象講座の一覧は以下から確認できます。取得したい免許の講座があるかチェックしてみてください。
https://www.fine-motorschool.co.jp/course_benefit/
まとめ
埼玉県さいたま市西大宮と上尾市にあるファインモータースクールでは、あらゆる免許に対応した講座を開講しています。
ぜひ「教育訓練給付金制度」を活用して、目的に合った免許の取得に役立ててください。